参宮線、紀勢本線、関西本線、草津線、東海道線を経由して伊勢市から大津へ【青春18きっぷで伊勢神宮参拝③】

伊勢神宮からの帰り道は、往路と同じく参宮線伊勢市多気紀勢本線多気→亀山、関西本線で亀山→柘植、草津線で柘植→草津草津からは東海道線に乗車しました。津駅では、特急「ワイドビュー南紀」を待った結果、予定の列車より1本遅れることになってしまいました。

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(113系電車、草津駅にて)

 

伊勢市→津→亀山

16:20発の快速「みえ」は、2両で入線し、伊勢市駅で2両連結します。したがって、伊勢市駅で乗車すればほぼ確実に座ることができます。駅でも、増結される方の乗車位置に並ぶように誘導が行われていました。私のその誘導に従って、連結部分に最も近いところに並びました。連結の様子を見学しようと思ったからです。16:10頃に鳥羽方面からやってきた快速「みえ」が入線し、続けて連結作業に入りました。小さな子供も夢中で見学しており、微笑ましいものでした。連結作業が終わると増結部分の扉が開いて、無事に席に着くことができました。

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(連結作業途中の快速「みえ」)

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(連結間近の快速「みえ」)

 伊勢市駅16:20発、快速「みえ」は、夕暮れ時の夕景を眺めながら、津駅に向けて快走します。津駅16:57着。津駅では30分ほどの待ち時間があったので、改札を出てみましたが、観光名所のようなところを見つけることはできす、駅ビルで時間をつぶしました。

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(夕暮れ時の車窓)

 駅の出発案内を見ていると、私が次に乗る列車は、特急「ワイドビュー南紀」との待ち合わせてから出発することがわかりました。特急「ワイドビュー南紀」は紀勢本線の特急で、名古屋―紀伊勝浦間を結んでいます。というわけで、これを撮影しようと思い立ち、ホームの先でカメラを構えることにしました。JR津駅は近鉄の津駅と隣接しており、近鉄特急も撮影することができました。JRの列車は全く来ないのに、近鉄の方は特急・急行・各駅停車と数分ごとに発着があり、その圧倒的な差に驚きました。

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(近鉄特急)

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(アーバンライナー)

近鉄の繁盛ぶりに驚いて気づきませんでしたが、予定時刻になっても「ワイドビュー南紀」が入線しません。構内放送によると、遅れているようです。結局10分ほど遅れて、「ワイドビュー南紀」が到着しました。これによって私の乗車する17:23発の普通列車も遅れ、10分遅れでの出発になりました。

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(遅れてきた「ワイドビュー南紀」この子のお蔭で大変なことになりました)

 これは困ったことになりました…。当初、津17:23→亀山17:41、亀山17:43→柘植18:08と乗り継ぐ予定だったのですが、津駅の発車が10分遅れたことで亀山駅での乗り継ぎが絶望的になりました。亀山発の列車が待ってくれないかなと思って車内放送を聞いていましたが、無情にも「この列車は、亀山駅で柘植行きの列車への接続は行いません」という放送が流れました…。残念ですが、青春18きっぷを使っているとこういうこともあります。文句を言うわけにはいきません。

・亀山→柘植→草津

 亀山駅には17:52頃に到着。亀山から柘植に向かう次の列車は18:38発です。駅舎には先程の列車から降りてきた人々が多数たむろしていました。ずっと待っているだけだとつまらないので、近くの亀山城まで行ってみることにしました。亀山城といえば明智光秀丹波亀山城の方が有名のようですが、こちらはそれと区別して伊勢亀山城と呼ばれたりします。江戸時代初頭には、堀尾忠晴が丹波亀山城と間違えて、こちらの亀山城天守閣を取り壊してしまったというエピソードもあります。亀山城は明治時代に廃城令によって取り壊されて、今では多門櫓など一部の遺構しか残っていません。今回は、この多門櫓に行ってみることにしました。と言っても夜だったので、特に何かの催し物があるわけでもなく、周辺を散策するだけでしたが。亀山城多門櫓は三重県に残る唯一の城郭遺構として、三重県の史跡に登録されているそうです。

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(亀山城多門櫓)

 亀山駅18:38発、亀山駅からは往路と同じくキハ120形に乗車、接続列車2本分の乗客を乗せているためか車内はそれなりの乗車率、キハ120形が活躍する区間とは思えないほどの混雑です。亀山駅からは、特に混乱もなく、スムーズに乗り継ぐことができました。柘植駅19:03着、柘植駅からは草津線に乗車、柘植駅19:08発、草津駅20:04着。2018年の締めくくりにふさわしい伊勢参りになりました。

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(113系電車、草津駅にて)