11:07伊勢市駅到着後、昼食をとって伊勢神宮の外宮 (げぐう) に参拝しました。外宮で1時間ほど滞在した後、自転車をレンタルし、内宮へ移動しました。内宮では「おかげ横丁」を散策し、ぜんざいをいただきました。内宮でも1時間ほど滞在し、伊勢市駅に戻りました。伊勢市には約5時間の滞在でした。
・伊勢神宮外宮 (げぐう) へ参拝
伊勢市駅を降りると、出口からそのまま伊勢神宮外宮に向かう参道のようになっていました。伊勢神宮には外宮と内宮があり、外宮は伊勢市駅から徒歩で行くことができますが、内宮は徒歩で1時間ほどかかります。伊勢市駅からはバスを利用して内宮付近まで移動するのが一般的なようです。外宮と内宮の片方のみに参拝するのは「片参り」と言って縁起が悪いらしく、きちんと両方参拝し、また参拝する際には外宮から詣でるのが作法らしいです。
さて、昼時で、参道には飲食店が充実していることもあり、おなかが空いてきました。きれいな見た目のお店がたくさんありましたが、明らかに混雑していたのでそのようなお店は避けて、一軒だけ時間の流れが止まったようなレトロなお店がありましたので入ってみることにしました。伊勢うどん (540円) を注文し、おいしくいただきました。伊勢うどんは、みそ味とコシのなさが特徴のようです。お店の水槽にいたキンギョも丸々と太っていて、悠然と水槽の中を泳いでいました。
昼食の後は外宮に参拝しました。境内は多くの参拝客でにぎわっていました。途中、御朱印をもらったのですが、ここでも長い行列ができていて、15分ほど並ぶことになってしまいました。さすが日本有数のパワースポットですね。外宮と内宮にはいろいろなところに違いがあるのですが、参拝していて気付く点としては外宮の参道は左側通行、内宮の参道は右側通行という点が挙げられます。また、社殿にも違いがあり、目立つところで言うと外宮の千木 (ちぎ) は外削ぎ、内宮の千木は内削ぎになっています (写真参照)。
外宮には、付属の博物館である「せんぐう館」があるのですが、2018年12月現在は台風の影響で浸水したために休館しており、見学することはできませんでした。早く修復されるといいですね。外宮には1時間ほど滞在して内宮に移動することにしました。
・内宮に参拝
伊勢市駅・外宮周辺から内宮までは徒歩で1時間ほどかかりますが、観光案内所でレンタサイクルを利用することもできます。駅周辺に観光案内所がいくつかあり、私が相談した窓口では自転車の空きがなかったので、他の案内所を紹介してもらい、伊勢市駅前の窓口でレンタルすることにしました。料金は5時間以内の利用で800円、少し割高な気もしますが、それでも空きがなくなるということは、需要に見合った金額なのでしょう。
バスではなく自転車を選択した理由は、内宮に向かう途中にある神宮徴古館・農業館に立ち寄りたかったからです。神宮徴古館には歴史や文化に関する資料が展示されており、神宮農業館には明治時代の工芸作品や自然史系の資料が展示されているそうです。伊勢市駅から神宮徴古館・農業館は自転車で20分ほどでした。しかし…、年末年始の休館期間ということで、この日は見学できませんでした…。少し調べの詰めが甘かったようです…。道路をまたぐ鳥居だけ記念に撮影して、神宮徴古館・農業館を後にし、内宮へと向かいました。ここから内宮までも、自転車で20分ほどでした。
内宮の参道は、「おかげ横丁」といって古くから商店が軒を連ねており、外宮以上の賑わいでした。私も、自転車をこぎ続けてお腹が空いたので、飲食店を物色し、お茶屋さんでぜんざいをいただくことにしました。入ったのは「五十鈴川カフェ」というお店、コーヒーにするか迷ったのですが、結局ぜんざいにすることにしました。ぜんざいで体を温め、お餅でお腹を満たすことができました。これで人ごみの中を進む気力を保つことができそうです。
おかげ横丁を抜けて、内宮の鳥居をくぐりました。こちらも外宮と同じく、鳥居をくぐってから出てくるまで1時間ほどかかったでしょうか。あらためて伊勢神宮は広大です。途中、五十鈴川に降りる石段がありました。昔は五十鈴川の水でお清めをしたそうです。内宮でも御朱印をもらい、お参りをして出てきました。
出てきた時点で15:30、乗車予定の快速「みえ」は16:20発なので、ぼちぼち伊勢市駅に戻らなければなりません。伊勢市駅までは、20分強で帰ることができました。往路では、神宮徴古館・農業館によるために迂回路を通りましたが、最短ルートで行くと早いものです。16時に自転車を返却、駅で赤福餅を買って、快速「みえ」の車内で食べることにしました。伊勢参りといえば赤福餅ですよね。ちなみの本店はおかげ横丁の中にありました。