日清製粉グループ製粉ミュージアムと足利の里【東武本線乗り放題デジタルきっぷでまわる北関東の旅③】

館林では日清製粉グループ製粉ミュージアムを見学し、そこから足利市駅に移動して駅前を散策しました。

 

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(足利市駅に停車する普通列車)

日清製粉グループ製粉ミュージアム

 日清製粉グループ製粉ミュージアムは、館林駅を降りてすぐのところにあります。入館料は大人200円とかなり安く抑えられています。一般にも公開されていますが、一般向けというよりも、日清製粉グループの研修などにメインに使われているのでしょうか。館内では、製粉の歴史や仕組みと、日清製粉の創業者である正田貞一郎について展示されています。

 

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(製粉の機械、何て名前だったかな…)

 

また、屋外には日本庭園があり、池には錦鯉が泳いでいます。なんとも風流ですね。池の中には石臼が配置されており、太陽・月・星を表しているそうです。製粉会社だけに、石臼を配置しているとは、芸が細かいですね。

 

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(石臼のある日本庭園は珍しい)

 

製粉ミュージアムは本館と新館に分かれています。本館では、日清製粉の歴史や創業者の正田貞一郎について、紹介されています。本館の建物自体も、日清製粉の事務所として長く使われてきたもので、産業遺産として克のあるものです。新館には製粉に用いる機械が多数展示されており、製粉技術の移り変わりや機械製粉の仕組みについて学ぶことができます。閉館は16:30と早めですが、閉館時間ぎりぎりまでいて満喫させていただきました。

 

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(製粉ミュージアム本館)

 

 館林駅から普通列車に乗り、足利市駅に移動します。館林駅からは、本線系統である伊勢崎線のほかに、小泉線と佐野線が分岐します。時間があればこれらにも乗車したいところですが、今回は伊勢崎線の電車に乗ります。館林駅から足利市駅までは20分ほどです。

 

足利市駅の駅前を散策

 伊勢崎線館林駅より北側は、だいぶ都心から離れてきて北関東の趣が強くなります。その一方で、足利市駅周辺は高架化されており、なんとなく都会的です。

 

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(普通列車足利市駅に移動)

 

足利市と聞いて、すぐに思いつくのは足利尊氏足利学校でしょうか。足利市の市街地は、足利市駅から渡良瀬川を越えて少し歩いたところで、この地域は、足利学校や足利氏の邸宅跡のあるエリアでもあります。足利市の市街地には、JR両毛線足利駅のほうが近いです。私鉄よりもJRの駅のほうが市街地近くにあるというのは珍しいのではないでしょうか。

 

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(渡良瀬川を渡っていると虹が掛かっていました)

 

この日は時間が遅かったので足利学校を訪れることはできませんでしたが、機会があれば訪れてみたいところです。足利尊氏については、駅前を歩いていると銅像がありました。また、足利氏の邸宅は、現在は鑁阿寺(ばんなじ)というお寺になっており、当時の雰囲気を感じることができます。

 

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(足利尊氏銅像)

 

鑁阿寺には入ることができ、立派な境内を見ることができました。境内の周りには堀がめぐらされており、武家屋敷に見えないこともありません。足利学校鑁阿寺周辺は古い建物が古民家カフェになっていたりして、往時の面影を残そうと努力しているようです。1時間ほど歩きまわって、足利市駅に戻りました。

 

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(足利市駅は「りょうもう」号の停車駅です)

 

足利市駅から再び伊勢崎線に乗り、新伊勢崎駅に向かいました。この日の旅程は新伊勢崎駅までです。