新潟市が誇る水族館「マリンピア日本海」は、「新潟島」と呼ばれる砂丘地帯を越えた日本海の海岸線沿いにあります。これを見た後は、日本最古級の都市公園である白山公園を訪れ、白山神社に参拝しました。夕食は回転寿司と日本酒を堪能し、夜景を眺めて新潟観光の締めくくりです。
(夜の萬代橋は美しいです)
・砂丘地帯を越えて「新潟市水族館マリンピア日本海」へ
北方文化博物館新潟分館を出て、次の目的地である新潟市水族館マリンピア日本海に向かいます。新潟市の市街地はもともと、信濃川河口の低湿地と、風によって吹き寄せられた砂丘地帯からなります。そのため、新潟駅から新潟市役所や北方文化博物館新潟分館のあたりまでは土地が低くほぼ平地なのですが、そのあたりから日本海の海岸までは土地が高く、坂になっています (いわゆる新潟島のあたり、この辺の地形の成り立ちは新潟市歴史博物館で学ぶことができます笑)。この坂を上って、日本海の海岸線に出たところに、目指すマリンピア日本海があります。自転車で坂を駆け上がり、再び下って少し行くと日本海が見えてきれいでした。日本海に接してマリンピア日本海があります。
(水族館でよくある大水槽もあります)
入場料は大人1500円、展示のスタイルは首都圏の水族館と同じような感じですが、日本海をテーマにした「日本海大水槽」や、新潟の砂丘の上にある砂丘湖などを再現した「にいがたフィールド」など、ここならではの展示もあります。飼育生物の繁殖にも力を入れているようで、育成室が公開されていました。展示としては地味ですが、マニアとしては非常に興味深かったですね笑。閉館時間が近かったためか、休日でも空いていて、じっくりと見学することができました。外に出ると、すっかり夕日の時間帯になっていました。
(イルカがジャンプしてくれました)
・白山公園へ
再び砂丘地帯を越えて、新潟市の市街地に戻ります。マリンピア新潟から20分ほど自転車を漕ぐと、白山公園に着きます。白山公園は、新潟市の中心部にあり、1873年に日本で最初に開設された25か所の都市公園のうちの１つです。
(白山公園の滝)
白山公園は第2代新潟県令楠本正隆によって整備されました。楠本正隆は、新潟市を5開港の１つとして世界に向けて恥ずかしくない都市にしようと、新潟市の都市機構を整備しました。そのような考えの中で、新潟市に都市公園を設けようと考え、白山神社の境内の一部を白山公園として整備しました。白山公園は池や築山を配し、オランダ風の回遊式庭園として整備されており、国指定名勝に指定されています。植物に囲まれた滝や、噴水を有する池は、写真を撮るにも格好の被写体でした。
(白山公園の噴水)
白山神社も平安時代から続く由緒ある神社です。せっかく来たので参拝させていただきました (撮影NGとのことだったので境内の写真はありません…)。
・夕食の回転寿司と新潟の夜景撮影
白山公園を出るころになるとすっかり日が沈み、暗くなってしまいました。初めて訪れるところで夜に自転車に乗るのも怖いので、早めに返却することにします。帰りがけに新潟市のシンボルである萬代橋に寄りました。現在の萬代橋は3代目で、1929年に竣工しました。6つのアーチを連ねる美しい橋で、国の重要文化財に指定されています。今でも交通量が多く、現役で新潟市の交通を担っていますが、さすがに萬代橋だけでは膨大な交通量を支えきれず、ほかにも柳都大橋や新潟みなとトンネルなどが、新潟市の交通を担っています。夜の萬代橋は絶景ですね。
(夜の萬代橋はライトアップされます)
自転車を返して、夕食を取ることにしました。新潟に来てまだ回線を食べていなかったので、駅ビルの中の回転寿司屋さんに入りました。回転寿司といってもどのネタも新鮮で、とてもおいしかったです。寿司と一緒に日本酒もいただきました。やはり新潟の日本酒はおいしいですね。気持ちよく酔っ払ってしまいました。
(新潟駅の駅ビルの回転寿司屋さんに入りました)
酔い覚ましがてら、街を少し歩き、新潟日報メディアシップに行きました。ここは新潟の新聞社である新潟日報の本社ビルですが、展望台が23時まで開放されており、新潟市の夜景を楽しむことができます。新潟日報はなんて太っ腹なのでしょう。夜の新潟市は明かりが多く、とても賑やかでした。
(展望室から見た萬代橋)
