身延にて日蓮ゆかりの久遠寺にお参り【日帰り身延線の旅③】

身延駅からバスに乗り久遠寺にお参りしました。久遠寺日蓮ゆかりのお寺であり、大変立派でした。

 

(大変立派な久遠寺)

 

 

久遠寺に参拝

 身延山久遠寺 (くおんじ) は日蓮宗の総本山です。日蓮は、千葉県の小湊の生まれで、修行や流刑のため日本全国を転々とし、佐渡流罪の赦免後、地元の地頭だった南部実長に招かれて身延山に入りました。日蓮はこの時から晩年までを身延山で過ごし、久遠寺の伽藍はこの時に整備されました。境内はたびたび火事にあっており、特に明治8年の大火では大部分が焼失し、現在の伽藍は再建されたものがほとんどです。

 

(身延駅から久遠寺の入り口まではバスが出ています)

 

 身延駅から久遠寺までは路線バスで15分ほどです。終点のバスターミナルから参道が続いており、参道を少し上ると、立派な三門の前に出ます。「三」は、悟りに至るための「空」、「無相」、「無願」を表しており、門の中には「邪心をめしとる」ことと「飯をとる」ことをかけた「力しゃもじ」が置いてあります。何も知らずにしゃもじを見ると謎ですが、訳を知ると面白いですね。

 

(門の中には由緒あるしゃもじがあります)

 

山門からは久遠寺へと登る階段が見え、これは「悟りに至る道」を意味する「菩提梯」と呼ばれます。一段一段の高さが高くて、実際に登ってみるとかなり疲れます。無料で利用できる斜行エレベータもありますので、足腰に自信のない方はそちらを利用するのもいいかもしれません。

 

(階段急じゃない?…)

 

 息を切らしながら「菩提梯」を登りきると、本堂や五重塔が立っているところに出ます。一般的なお寺だと、本堂のわきに寺務所があり、ここでお札や御朱印の受付をしていますが、久遠寺の場合は、本堂の隣にもう一つ大きな建物があり、ここが「総合窓口」のようになっています。ここで御朱印の受付もしていますし、お払いの受付や観光案内もしているようです。ここで御朱印をお願いして、先に奥之院に行くことにしました。

 

(ここでもコイが池の底でじっとしていました)