善光寺にお参りしつつ身延駅へ【日帰り身延線の旅②】

甲府駅から普通電車に乗って身延線の旅をスタートしました。途中善光寺駅で降りて甲斐善光寺にお参りし、身延駅に向かいます。

 

(富士山をバックに善光寺駅を通過する「ワイドビューふじかわ」号)

 

 

・早朝の甲斐善光寺にお参り

 私が乗った列車は甲府駅751の出発です。といっても、2駅しか乗車せず、善光寺駅で下車します。善光寺駅756着。身延線ではワンマン列車が多く運転されており、この列車もワンマン列車でした。運転士さんに青春18きっぷを見せて、列車を降ります。

 

(富士山をバックに善光寺駅を出発する普通電車)

 

善光寺駅のおかげで、善光寺身延線沿線にあると思われがちですね。身延線善光寺駅の近くにも甲斐善光寺があるのですが、善光寺の総本山は長野県にあります。長野市善光寺門前町として発展した街です。

 

(早朝の甲府盆地は寒い…)

 

 善光寺駅から甲斐善光寺までは歩いて10分から15分ほどです。この移動が予想以上に寒くてびっくりしました。この辺りは標高が高いため、冬にはかなり冷え込みます。この時も、0℃あるかないかぐらいの気温だったのではないでしょうか。境内の池には氷が張っていました。そんな中でもコイが底のほうでじっとしていて健気でした。

 

(池の底でじっとしているコイ)

 

甲斐善光寺の寺務所は9時からとのことだったので、まだ開いていませんでしたが、お参りだけさせてもらうことにしました。甲斐善光寺は武田氏の保護を受け、境内にも武田菱が見られました。境内を一回りして善光寺駅に戻ります。

 

(慶大の武田菱を探せ!)

 

1時間ほど時間を取っていたのですが、お参りが思ったより早く終わってしまい、駅で待つ時間が長くなってしまいました。あまりにも寒くて、甲府駅行きの普通列車に乗り、暖を取ることにします。これが折り返しの上り列車になるのかなと思ったのですが、甲府駅にはもう1本列車が停まっており、こちらが次の上り列車になるとのことでした。急いで乗り換えます。903甲府駅発。

 

(寒さに耐えかねて反対方向の電車に乗車)

 

身延駅へ移動

 次の目的地である身延駅までは、2時間近くかかります。これは身延線の大部分が単線であり、列車行き違いが起こるためです。私が乗車した列車でも、何度か待ち合わせをしていました。特に鰍沢口駅では長く停まっていました。とはいっても、この辺りではうとうとしていてよく覚えていないのですがね…。

 

(声に出して読むとドキッとしてしまう波高島駅)

 

列車の中は暖かいので、朝が早かったこともあって、眠気が襲ってきます。鰍沢口駅は甲府盆地の南端にあたっており、ここを出るといよいよ山が険しくなってきます。下部温泉駅のあたりからは、富士川の流れと並走するようになり、走行しているうちに身延駅に到着します、身延駅1052着。

 

(「ゆるキャン△」にも登場するみのぶまんじゅう)

 

 身延駅の駅前は、沿線の中では開けており、お土産屋さんがたくさんあります。これは、身延駅が、日蓮宗の総本山である久遠寺 (くおんじ) 参拝への玄関口であり、多くの参拝客が訪れるためだと思われます。私もこの後、お参りすることにしています。お腹が空いたので、お土産屋さんで身延まんじゅうを買って、駅で食べました。あんこを皮でくるんだシンプルなまんじゅうで、ザ・まんじゅうという感じです。ちょうど路線バスの時間になったので、これで久遠寺に向かいます。