唐戸港―門司港間は関門汽船の船で移動し、小倉駅―博多駅間は883系ソニックに乗車しました。この日はたくさんの乗り物に乗車することができました。
唐戸バス停付近は、市場やレストラン、水族館の「海響館」などが集まっていて、観光に適したエリアです。しかし、今回は時間が遅かったので、主な施設は閉まっていました。これらを訪れるのはまた今度にすることにして、関門汽船に乗ります。
(関門汽船の船は小さくてかわいいですね)
関門汽船は唐戸港-門司港間を所要時間約5分で結びます。唐戸港―門司港航路と唐戸港―巌流島―門司港航路がありますが、「関門海峡クローバーきっぷ」で乗船できるのは唐戸港―門司港航路のみです。20分ごとの運転でなかなか利用しやすいです。船の座席は、船室内と屋根の上にあり、屋根の上の席は海の風を浴びることができて気持ちがいいです。また、関門橋を海の上から眺められるので、船に乗っているだけでも十分に観光になります。あっという間に門司港に到着しました。この日はお昼ごろに門司港に着いて、そこから観光をスタートしましたが、「関門海峡クローバーきっぷ」1枚あれば、門司と下関を1日観光できそうですね。
門司港駅から普通列車に乗り、小倉駅に移動します。小倉駅で特急「ソニック」号に乗り換えです。今回やってきたのは883系でした。「ソニック」号といえば、883系のイメージがあります。ちょうど往路の885系と合わせて、乗り比べをすることができました。
885系はJR九州初の振り子式電車で、1995年にデビューしました。外見も特徴的で、九州全土に水戸岡鋭治氏デザインの列車が走る現在では違和感がありませんが、当時としてはかなり斬新なデザインでした。883系はグッドデザイン商品に選定され、さらに、ブルーリボン賞を受賞しています。
883系「ソニック」号は、小倉駅を出発し、夕焼けの鹿児島本線を走ります。乗ってみた感想は、ステンレス車体のせいか、885系に比べて揺れが少なく、安定感のある印象を受けました。博多駅まで50分ちょっとですが、とても快適に過ごすことができました。885系も特急列車の増発に貢献していることは確かですが、はやり「ソニック」号といえば883系ですね。博多駅には定刻通りに到着しました。
(博多駅には783系もいました)