岩国駅から広島駅へ行き、2度目の途中下車でひろしま美術館へ【青春18きっぷで行く博多―大津③】

岩国駅からは新型の227系で広島駅に向かいました。広島駅で2度目の途中下車をして、優雅に美術館賞を楽しみました。

 

(気動車も乗り入れる広島駅)

岩国駅から広島駅へ

 岩国駅からは新型の227系電車に乗り継ぎです。227系は2015年から広島地区に導入され、113系や115系を置き換えました。車両の見た目としては関西圏の225系と似ていますが、広島地区の227系は赤い塗装がなされ、「Red Wing」の愛称がつけられています。

 

(岩国駅から乗車した227系)

 

 岩国駅1125発、新型車両に路地下えたためか、広島県に近づいて保線状況がよくなったためか、岩国駅を出ると列車の揺れが小さくなった気がします。広島県に入っても、相変わらず瀬戸内海沿いを走ります。新型の227系は窓ガラスに紫外線カット加工が施されているため、車窓の眺めはどうしても暗くなってしまいます。太陽がさんさんと降り注ぐ瀬戸内海の景色を見たい場合は、115系のほうから眺めるのがよいでしょう。115系の窓は長年の汚れが付いている場合があるので、きれいな窓を探すことをお勧めします。

 

(227系からの車窓は115系からとは見え方が異なります)

 

 広島県に入ってしばらくして、宮島口駅からは広島電鉄の線路とも並走します。広島電鉄広島市内の路面電車のイメージが強いですが、宮島口駅までの路線も持っています。車両運用は路面電車と共通化されている部分も多く、路面電車のような車両で宮島口駅まで行くこともできます。

 

(広島市街を走る広島電鉄)

 

 宮島口駅を過ぎると、もう間もなくで広島駅です。広島駅には1214に到着しました。広島駅には山陽本線のほかに可部線伯備線も乗り入れており、駅名標もカラフルです。ただし、特急列車の乗り入れはなく、普通列車と快速列車のみが発着します。

 

(緑色の駅名標)

 

・広島駅にて少し気分転換

 広島駅で途中下車することにします。バスに乗って少し移動します。広島駅周辺は路面電車もバスも充実していて移動しやすいです。行き先はひろしま美術館です。ひろしま美術館は、広島銀行の創業100周年記念事業によって設立された美術館で、1978年に開館しました。広島市には広島県立美術館広島市現代美術館もあるので、訪れる際には注意しましょう。

 

(ひろしま美術館に行きました)

 

ひろしま美術館の規模はなかなかのもので、常設展示に加えて特別展示も開催されています。この日は「堀内誠一展」が開催されていました。堀内誠一は絵本作家として多くの作品を残したほか、アートディレクターとしても活躍しており、「BRUTUS」や「anan」のロゴを手掛けています。ひろしま美術館は「気分転換」として訪れるには少し大きすぎますが、1時間で駆け足で見て、再び広島駅に戻ります。

 

(広島市街はバスも充実しています)