「36ぷらす3」に終点の別府駅まで乗車し、別府駅で「ソニック」号に乗り換えて博多駅まで帰りました。
(「36ぷらす3」のブラックに慣れた目には883系の青はまぶしい)
・「36ぷらす3」は終点の別府駅へ
重岡駅には約20分停車し、14:55頃の出発です。ここからは終着駅である大分駅・別府駅まで約2時間走り続けます。この間の時間を利用して、4号車のイベントスペースでは有料のイベント「九州の梅体験」が行われます。乗客を飽きさせないための工夫がこういうところにも見られますね!
(「九州の梅体験」開始間近のイベントスペース)
私は自分の席で車窓を眺めていました。この区間に乗車するのは初めてなので、ただ車窓を眺めているだけでも面白いものです。日豊本線のこの辺りは、山の中を走っていると思ったら急に海が現れたりして、変化に富んでいるなと思いました。お昼ご飯から時間が経ってきて、おやつにちょうどいいタイミングになってきたところで、重岡駅の物販で買った「生どら焼き」を食べることにしました。「生どら焼き」に合わせて、ビュッフェでコーヒーを調達します。列車の中で引き立てのおいしいコーヒーを飲めるというのは贅沢ですね。
(日豊本線はただ景色を眺めているだけでも楽しいです)
「生どら焼き」とコーヒーでおやつを楽しんでいると、大分駅に到着してしまいました。「36ぷらす3」の旅も終わりに近づいています。「36ぷらす3」の「緑の路」ルートは別府駅までですが、大分駅では半分以上のお客さんが降りてしまいました。別府は大分と並んで全国的に知名度は高いですが、人口は別府市が11万人、大分市が47万人と約4倍の開きがあります。今日の宿泊先が大分駅周辺という方も多かったのでしょうか。
大分駅を出ると、別府湾を回りこんで別府駅までは約10分です。旅の余韻に浸って、17:05に別府駅に到着しました。別府駅では回送の準備のためかしばらく停車するようで、ゆっくりと記念撮影する時間がありました。別府駅に停車する特急と言えば、おもに883系か885系の「ソニック」号であり、黒色メタリックの「36ぷらす3」が停車する姿は格別です。なお、別府駅に停車する787系としては、1日1往復の「にちりんシーガイア」号があります。
(別府駅では「36ぷらす3」の写真をたくさん撮りました!)
ここからは「ソニック」号に乗り換えです。「ソニック」48号は883系での運転で、振り子式車両なのでカーブも速いスピードで通過します。「36ぷらす3」も観光列車としてはスピードが速いなと思いましたが、883系「ソニック」号のスピードは格別でした。
(「ソニック」号の扉は現実世界への扉)
別府駅を出発すると、日豊本線を駆け抜け、1時間20分で小倉駅、その後約1時間で博多駅に到着です。博多駅に着くとホーム上にはたくさんの方がいて、すっかり日常に戻った感じがしました。1泊2日の間JR九州の特急列車を乗り回し、九州を1周することができました。JR九州の株主優待制度が変わって、このような切符を5割引で買うことは出来なくなりましたが、またこんな感じの旅をやってみたいです!
(「36ぷらす3」はカッコよくてサービスもよくて最高です!)