銚子駅から「しおさい」号で帰宅【日帰り銚子電鉄観光⑤】

銚子駅からは特急「しおさい」号で帰宅しました。一部の「しおさい」号は休日のみ船橋駅に停車するので、銚子駅からお得に利用することができます。

 

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(銚子駅に停車する「しおさい」12号)

 

・帰りは「しおさい」号に乗車

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(銚子駅まで乗ってきたピンクニュージンジャー号)

 

 銚子駅発の次の「しおさい」号は255系で運転されるようだったので、これに乗って帰ることにしました。もっとも、これは事前に調べていたのですが…。房総半島を走るJRの特急列車の運用は、JR東日本千葉支社のサイトから調べることができます。

 255系電車は、1993年に、国鉄型183系を置き換える形で営業運転を開始しました。前面形状や側面の青・黄色・白の塗装は、国鉄型特急とは一線を画すデザインで、当時は相当なインパクトだっただろうと想像できます。窓も183系に比べて大きく拡大されており、「Boso View Express」の愛称を持ちます。

 

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(9両編成の255系はかっこいいです)

 

ただし、現在走っているJRの特急列車と比べると、それほど大きい窓を持つわけではなく、若干名前負けしている感があります…。編成は9両の固定編成で、グリーン車を1両連結しています。観光需要と通勤需要の両方に対応することが目的でしたが、東京アクアラインの開通で高速バスとの競争で分が悪い戦いを強いられ、編成を持て余し気味です…。最近の房総特急はE257系5両編成で運転される便も増えており、E257系は2編成つなげて10両編成での運転も可能で需要に合わせて編成を組み替えられるため、255系は運用を減らし気味です…。

 

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(跨線橋から255系)

 

 私が乗る「しおさい」12号は16:38の発車ですが、16時には銚子駅に入線しており、ふかふかのシートにゆっくり座って発車を待つことも、ゆっくり編成を撮影することもできます。銚子駅のホームを堂々の9両編成で埋める姿はかっこいいです。銚子電鉄の2両編成に見慣れてから255系の長編成を見ると特に迫力を感じます。

 

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(改札越しに255系)

 

 「しおさい」12号は、土休日のみ船橋駅に停車します。JR東日本の自由席特急料金は、100 km まで950円、150 km まで1360円ですが、銚子駅船橋駅間は97.3 km、次の錦糸町駅までは115.7 km なので、船橋駅までであれば、950円で特急に乗ることができてお得です。つまり、土休日限定で銚子駅船橋駅間をお得に特急で移動できるわけです。ちなみに、下りの「しおさい」1号も土休日のみ船橋駅に停車するので、これを利用すれば往復1900円で銚子まで特急を利用することができます。

 

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(「しおさい」12号自由席の乗車率…)

 

 「しおさい」12号は定刻通り16:38に銚子駅を出発しました。畑作地帯の総武本線を快調に飛ばして走る姿はまさに特急列車という感じです。銚子駅付近はひたすら畑の中を走っていましたが、千葉駅に近づくと、徐々にビルが増えてきて、千葉駅よりも東は完全に都会の中を走ります。18:11に船橋駅に着いて、そこからは総武線の快速電車に乗って東京まで帰りました。

 

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(車窓は一面の畑)