帰りも「DLやまぐち」号に乗車【青春18きっぷと路線バスで秘境温泉へ⑩】

津和野駅からは再び「DLやまぐち」号に乗って新山口駅まで行き、普通列車を乗り継いで博多駅まで帰りました。

 

(新山口駅の車庫に引き上げる「DLやまぐち」号)

・「DLやまぐち」号で新山口駅

 津和野駅に戻り、昨日とは逆方向の「DLやまぐち」号に乗車します。駅に入るとすでに「DLやまぐち」号がホームに入線していました。昨日と同じくDE10重連+35系客車5両の7両編成です。山口線は非電化路線であり、長い編成の客車列車が架線のない線路に停まっているとなんだか懐かしい気持ちになりますね。

 

(停車中の「DLやまぐち」号)

 

津和野駅は観光の玄関口であり、観光客向けに駅弁販売も行われています。私も「かしわめし弁当」を買って車内で食べました。帰りの「DLやまぐち」号には津和野駅から新山口駅までの全区間乗り通し、1時間半以上の長旅になるので、駅弁などの食べ物があると時間がつぶれて助かります (下り列車よりも上り列車のほうが所要時間が短いので、実は下り列車の山口駅―津和野駅間と乗車時間が変わらなかったりします…)

 

(津和野駅では駅弁販売が行われています)

 

 「DLやまぐち」号は津和野駅を1554に出発、客車の窓から津和野の町が見えますが、たくさん観光した思い出が思い出されます。駅で買った駅弁「かしわめし弁当」を食べていると、雲行きが怪しくなり、長門峡駅で大雨になりました。降水量が規定を超えたらしく、しばらく停車することになってしまいました。山口県の山間部は時に大雨になることがあり、山口県内を走る美祢線は大雨で橋が流され、202312月現在復旧の目途が立っていません。

 

(津和野周辺の天気は良かったのですが…)

 

 幸いこの時の雨は大規模なものではなかったようで、少しして運転が再開され、山口盆地に降りてくると晴れ間が見えるようになりました。新山口駅には1738に到着する予定でしたが、雨の影響で少し遅れて、18時ごろに到着しました。

 

(切り離されるDE10形)

 

 新山口駅からの乗り換えには少し余裕があったので、「DLやまぐち」号をゆっくり撮影することができました。「DLやまぐち」号の乗客の多くは新幹線に乗り換えるようです。新幹線に接続しているのは、集客の上で「SLやまぐち」号の大きな強みのようですね。

 

(反対側に連結されるDD51形)

 

 私は時間があるので、「DLやまぐち」号の回送作業を見学することにしました。まず今日の客車牽引を担当したDE10形機関車が客車と切り離されます。すると反対側の車庫からDD51形機関車が出てきて、客車の反対側に連結します。35系客車5両はDD51形に牽引されて車庫に引き上げるようです。回送作業のおかげで、乗り換えまでの待ち時間も暇を持て余すことがありませんでした。素晴らしい演出ですね!

 

(最後まで楽しませてくれた「DLやまぐち」号)

 

普通列車を乗り継いで博多駅まで帰る

 新山口駅からはひたすら普通列車を乗り継いで、博多駅まで帰ります。と言っても2回乗り継ぐだけですが。新山口駅からの普通列車115系による運転でした。珍しい2扉車なのでテンションが上がります ()。日曜日の夕方でそれほど混んでいなかったので、ボックスを占領することができました。新山口駅1817発、下関駅1929着、約70分の快適な旅でした。70分もあれば新幹線で新山口駅から博多駅まで行けてしまいますね…。

 

(新山口駅からは115系に乗車)

 

 下関駅からは415系電車に乗り継ぎです。小倉駅行きの普通列車1942下関駅発です。次は小倉駅での乗り継ぎでもよかったのですが、乗り継ぎ先が門司港駅発のようで、小倉駅1つ手前の門司駅でも乗り換えることができます。小倉駅では多くのお客さんが乗ってくると思うので、先に門司駅で座席を確保することにしました。門司駅のコンコースでは、ちょうど2023年の8月から開業する日田彦山線BRT「ひこぼしライン」についての展示がありました。門司港駅近くの九州鉄道記念館でも企画展示があるそうです。

 

(日田彦山線についての展示がありました)

 

 門司駅からは811系による快速列車の久留米駅行きに乗車しました。速めにクロスシートを確保することができてよかったです。小倉駅周辺と博多駅周辺は快速列車の需要が多いようで、なかなかの混雑でした。

 

(門司駅から乗って座席を確保しました)