吉井駅から佐世保駅まで乗り通し、JR線で帰宅【松浦鉄道1日乗車券の旅⑦】

吉井駅から佐世保駅行きの列車に乗り、佐世保駅からJRで帰宅しました。

 

(吉井駅に入線する佐世保駅行き普通列車)

・吉井駅から佐世保駅

 吉井駅に着くと、反対方向の伊万里駅行きの列車が停まっていました。やはり吉井駅で列車行き違いがあるようです。少しして、佐世保駅行きの列車も到着し、私はこちらに乗車しました。吉井駅を出発して10分ほどで、主要駅の佐々 (さざ) 駅に到着します。この駅には佐々車両基地が併設されており、松浦鉄道の車両がたくさん置かれていました。

 

(佐々駅車両基地には松浦鉄道の車両がたくさんいました)

 

 また、佐々駅からは佐々駅佐世保駅間の区間列車が多数運転されており、この駅から列車の運転本数が増えて、基本的に日中は20分間隔になります。朝ラッシュの時間帯には快速列車も運転されています。単線非電化路線で日中20分間隔、快速列車も運転されているとは大したものですね。この区間はそれだけ需要があるということでしょうか。

 

(佐々駅の有効長は長いです)

 

 佐々駅を出てしばらくすると大学駅に到着します。ここは長崎県立大学の最寄り駅で、11線の小さな無人駅なのですが、その名前のために有名です。松浦鉄道からも「大学合格祈願切符」という企画切符が発売されており、松浦鉄道の収益に一役買っています。

 

(大学駅)

 

 たびら平戸口駅から大学駅にかけて、松浦鉄道北松浦半島を南下してきたのですが、ここから山を迂回するために、北向きに回り込みます。山を迂回すると佐世保市の市街地に出て、佐世保駅に到着します。佐世保駅ではJRの線路ともつながっており、一応直通運転できる配線のようでした。実際に、松浦鉄道JRと直通運転していた時期もあります。

 

(佐世保駅に到着)

 

佐世保駅から普通列車で帰宅

 佐世保駅まで来たことで、無事に松浦鉄道を乗り通すことができたことになります。ここからはJR佐世保線に乗り換えです。乗り換えと言っても、松浦鉄道佐世保駅JR佐世保駅はホームを共有しており、この時間帯はホームを歩くだけでJRの列車に乗車することができました。

 

(ここからはJR線に乗り換えです)

 

 乗車したのはYC1気動車で、大村線経由長崎駅行きの普通列車でした。この列車で早岐駅まで行き、早岐駅で乗り換えです。早岐駅までは約20分の乗車でした。

 

(早岐駅長崎本線普通列車に乗り換えです)

 

 早岐駅では、普通列車鳥栖駅行きに乗り換えです。佐世保線長崎本線は特急列車のスピードアップのために整備されており、普通列車もなかなかの速度で走ります。早岐駅から20分もせずに、朝に松浦鉄道に乗り換えた有田駅に到着しました。佐世保駅から40分ほどで有田駅まで来られてしまうのですね…。

 

(あっという間に江北駅に到着し、特急退避)

 

 江北駅では特急列車との待ち合わせを行いました。江北駅は鉄道マニアの間では有名な「最長片道切符」の起点になる駅で、ホーム上には「旅情」の石碑があります。以前は肥前山口駅と言いましたが、西九州新幹線の開業に合わせて、町名である江北駅に改称しました。古くから特急列車の停車駅で、長いホームを持っています。

 

(「旅情」)

 

今でも最大8両編成の特急列車「みどり・ハウステンボス」号や「リレーかもめ」号が停車し、長いホームは現役で使用されています。

 

(反対方向の特急列車も来ました)

 

 この後は朝来た道を戻るだけですが、広大な佐賀平野を見ていると、松浦鉄道の山と海の景色が噓のように思えます。日帰りでローカル線を見て回るのも楽しいものですね。

 

(江北駅には特急列車がたくさん来ます)