たびら平戸口鉄道博物館と福井洞窟ミュージアム【松浦鉄道1日乗車券の旅⑤】

平戸桟橋のバスターミナルからたびら平戸口駅まで戻り、再び松浦鉄道に乗って吉井駅に行きました。吉井駅からは福井洞窟ミュージアムに行きました。

 

(たびら平戸口駅から乗った佐世保駅行き列車)

たびら平戸口鉄道博物館で列車待ち

 「平戸桟橋」バス停から松浦鉄道たびら平戸口駅へのバスは本数があまりないのですが、途中の「田平港」バス停までは比較的多くのバスがあります。田平港は船便はあまりないのですが、商業施設として「平戸瀬戸市場」が併設されており、地域の賑わい拠点になっています。私も「田平港」バス停までバスで行き、そこから歩いてたびら平戸口駅に行くことにしました。

 

(帰りも一番前の座席に座りました)

 

 帰りのバスも空いていて、またもや一番前の席に陣取ることができました。全面展望で見る赤い平戸大橋は何度見ても素晴らしいものです。バスは10分ちょっとで「田平港」バス停に着き、この後佐世保駅まで向かうようです。

 

(平戸大橋からの眺めは素晴らしいです)

 

 田平港からも平戸大橋をきれいに見ることができます。下を見ると水が透き通っており、海もきれいであることがわかります。田平港からたびら平戸口駅までは歩いて10分ほどです。

 

(平戸の海はきれいです)

 

 たびら平戸口駅の駅舎には展示スペースがあり、「たびら平戸口鉄道博物館」として一般公開されています。JR松浦線時代から松浦鉄道時代にまたがる鉄道関連の様々なものが展示されていますが、入場料は無料です。松浦鉄道グッズも販売されているので、マニアの皆さんにはお勧めです。

 

(松浦線グッズがたくさんありました)

 

・吉井駅の福井洞窟ミュージアム

 次の列車に乗るために、たびら平戸土駅の改札内に入ります。たびら平戸口駅は有人駅で、係員さんが改札と博物館での物販を担当されています。たびら平戸口駅は2面3線で、構内踏切でホーム間を行き来する構造です。2面3線と聞くと国鉄のことが思い出されますね(笑)。

 

(たびら平戸口駅の長いホーム)

 

 たびら平戸口駅は長いホームを備えていますが、やってくるのは単行の気動車です。私が乗る便は、3番線に到着しました。1番線ホームから写真を撮って急いで乗車します。この区間松浦鉄道で最も本数の少ない区間で、日中は90分間隔が空く時間帯もありますが、それでもそなりに利用されているようで、たびら平戸口駅からも何人かの乗車がありました 。次の目的地の吉井駅までは25分ほどの乗車です。

 

(たびら平戸口駅を出発!)

 

 吉井駅では反対列車との行き違いを行うようで、私が乗ってきた列車は吉井駅にしばらく停車するようでした。日中は吉井駅で上下行き違いを行うダイヤになっているようです。私は吉井駅で降りて、福井洞窟ミュージアムに行きます。

 

(吉井駅で下車)

 

 福井洞窟ミュージアムは、地域のコミュニティセンターに併設されたミュージアムで、近くにある福井洞窟について紹介している施設です。吉井駅から歩いて10分ほどで行くことができます。

 福井洞窟は長崎県佐世保市吉井地区にある旧石器時代から縄文時代にかけての洞窟遺跡です。年数にして約1万年以上にもわたる人類の生活の後が保存されており、とても貴重な遺跡だと言えます。福井洞窟の入り口は、現在では福井稲荷神社になっており、福井洞窟遺蹟は昭和11(1936) の福井稲荷神社本殿改築の際に発見されました。

 

(長崎だけど福井洞窟ミュージアム)

 

福井洞窟ミュージアムでは、その後の発掘調査の成果が展示されています。展示はなかなか本格的であり、旧石器時代縄文時代の人々の暮らしがどんなものだったか分かりやすく紹介されていました。これだけ見られて入館無料という点もありがたいですね。

 

(縄文人の主食だったドングリ)

 

 ただし、行程の都合上、私は福井洞窟には行きませんでした (←何やってるんだという感じですね…)。福井洞窟には、松浦鉄道の吉井駅から西肥バスに乗り換えて行くことができます。福井洞窟ミュージアムからレンタサイクルを借りてアクセスするという方法もあります。福井洞窟は、ミュージアムから3.5 km ほどのところにあります。