レールキッチンチクゴのラストランに乗車し、さらに回送列車を追跡もして、大宰府線入線最後の日を堪能しました。
(太宰府駅に停車するレールキッチンチクゴ)
・レールキッチンチクゴ大宰府線ラストラン!
発車まで少し時間があったので、ラストランの記念撮影をしてから車内に入ります。レールキッチンチクゴでは、予約したグループごとの人数などを考慮して配席されるので、利用者側で座席を指定することはできません。
(まずはスープからいただきます)
指定された席に着くと、今日のメニューが渡されました。太宰府駅行きの「カフェ列車」は比較的簡素な食事内容で、スープとトーストにお好みのドリンクが付きます。ドリンクを選んで、係員さんが出発の鐘を鳴らすと発車します。
(メインのトーストプレート)
車内では、「地域を味わうカフェ・季節限定コースラストラン」のプレートが掲げられていました。今回紹介しているように「カフェ列車」として大宰府線に入線するのは今日が最後ですが、福岡(天神)駅―大牟田駅間で運転される「地域を味わう季節限定コース」も合わせてリニューアルされます。2023年12月現在では、福岡(天神)駅発着で花畑駅折り返しの「地域を味わうアーリーランチ」と、福岡(天神)駅発大牟田駅行きの「地域を味わうレイトランチ」の2コースが運行されています。
(ラストラン記念プレートが掲げられていました)
レールキッチンチクゴが、春日原駅―下大利駅間の地上線を走るのも今日が最後です。リニューアル後は真上の高架線を走ることになります。車掌さんも大宰府線入線が最後になることと合わせて、そのこともアナウンスしていました。レールキッチンチクゴは二日市駅から進行方向を変えて、大宰府線に入線します。大宰府線は二日駅駅―五条駅―太宰府駅の3駅だけの路線であり、10分足らずで太宰府駅に着いてしまいます。
(いよいよ最後の大宰府線入線)
太宰府駅でもレールキッチンチクゴの記念撮影をしました。太宰府駅に停まっているレールキッチンチクゴを見られるのも今日が最後です。
(太宰府駅に入るのも今日が最後)
・レールキッチンチクゴの回送を追いかける
せっかくなので、もう少しこのラストランを追いかけたいと思います。太宰府駅ではレンタサイクルを借りることができ、これを使って福岡(天神)駅に回送されるレールキッチンチクゴを追いかけることにしました。レールキッチンチクゴは、この後天神大牟田線を走り、リニューアル前最後の列車として運行されます。
(二日市駅から福岡(天神)駅に向けて改装されるレールキッチンチクゴ)
自転車を借りるのに少し手間取り、レールキッチンチクゴは先に太宰府駅を出てしまったのですが、二日市駅のあたりで追いつくことができました。この辺りは西鉄の需要も大きく、特急・急行は5両以上、普通列車も4両編成以上で運転されるので、3両編成のレールキッチンチクゴは新鮮です。
(後ろからもう一枚)
観光列車は、定期列車の運転本数の少ないローカル線を走ることが多く、西鉄天神大牟田線のような運転本数の多い通勤路線を走る観光列車というのは珍しいのではないでしょうか。この日も、回送されるレールキッチンチクゴの前後に、多数の定期列車が運転されていました。
(定期列車とすれ違うレールキッチンチクゴ)
前述の通り、大宰府は福岡を代表する観光地で、海外からも多くの観光客が訪れます。せっかく自転車を借りたので、私もこの後は、大宰府政庁跡などの名所を見て回りました。
(大宰府政庁跡)