レールキッチンチクゴが天神駅に入線する際には、ホームの1つが専用ホームになり、そこから乗車します。発車するまでは車内を自由に見学することができ、凝った装飾を隅々まで観察することができます。発車後には料理と飲み物が運ばれ、それらを楽しみながら、列車は太宰府駅へと進んでいきます。
(太宰府駅の赤いガードとレールキッチンチクゴは良くマッチします)
・レールキッチンチクゴに乗車
駅員さんにレールキッチンチクゴの乗車票を見せると改札に入れてくれます。西鉄天神駅は、4面3線の頭端式ホームで、1番線、2番線が普通列車、急行列車用、3番線が急行列車、特急列車用になっています。レールキッチンチクゴは3番線に入線し、2番線と3番線の間の降車専用ホームから乗車します。この間、降車専用ホームはレールキッチンチクゴ専用ホームとなります。なんだか特別感がありますね。
(レールキッチンチクゴの到着時刻前後には専用ホームができます)
レールキッチンチクゴは9:35頃に3番線に入線してきました。係員さんが乗車口まで案内してくれます。今回は1号車から乗車することになっているようです。列車の中でも乗務員さんがお出迎えしてくれました。発車まで時間があるので、どうぞ車内を見学してくださいと言っていただきました。1号車と3号車に座席が配置されており、間の2号車は調理スペースとなっています。
(奥の調理スペースでは今日の料理の準備が進められていました)
1号車と3号車は、微妙に内装が異なりますが、どちらもダイニングルームのような雰囲気です。列車の入り口のところには、手作りの沿線ガイドブックも置いてありました。2号車の調理スペースでは、今日の料理の準備が進められていました。
(車内には手作りの沿線ガイドブックが置かれていました)
レールキッチンチクゴは9:51に天神駅を出発します。発車するとすぐに、1品目のスープを持ってきてくれました。冷製トマトのスープだそうです。スープが終わるとコーヒーを持ってきてくれました。車窓を眺めながら飲むコーヒーはおいしいです。朝は曇っていましたが、列車が出発してしばらくすると晴れてきました。窓ガラスの格子もいいアクセントになっているような気がします。レールキッチンチクゴは、ゆっくりとした速度で走っており、途中で何本かの定期列車に追い抜かれます。料理を食べながらの乗車だと、このぐらいの速度でちょうどいいですね。コーヒーを飲んでくつろいでいると、メインのフルーツピザが運ばれてきました。「カフェ」とのことで軽食ぐらいかなと思っていたのですが、フルーツとチーズがふんだんに載っていて、なかなかボリュームのあるピザでした。
(メインのフルーツピザは見た目も楽しめます)
二日市駅からは進行方向を変えて、大宰府線に入ります。大宰府線は二日市駅、五条駅、大宰府駅だけの短い路線です。大宰府線に入ると終点の太宰府駅まではもうすぐです。大宰府線は単線であり、途中の五条駅で反対列車と行き違いを行いました。反対列車は「旅人」でした。大宰府駅には10:31に到着しました。大宰府駅は3面2線の頭端式ホームです。天神駅にレールキッチンチクゴの3両編成はなんだか遠慮がちでしたが、大宰府駅だとちょうどいい感じです。
大宰府駅からは、太宰府天満宮にお参りに行きました。大宰府駅の出口から参道が始まり、太宰府天満宮の入り口まで商店街が続いています。
(太宰府駅に停車するレールキッチンチクゴ)