横須賀美術館と今は亡き温浴施設SPASSO【よこすか満喫きっぷの旅③】

横須賀美術館横須賀市の記念事業で建設されたものであり、展示はなかなかのボリュームです。旅の最後は温浴施設SPASSOで疲れをいやすことにしました。SPASSOは2022年秋に閉館しリニューアルの予定です。

 

(馬堀海岸駅から乗った普通列車)

 

横須賀美術館温浴施設SPASSOを満喫

 観音埼灯台の付近は神奈川県立観音崎公園として整備されており、いろいろな施設が集まっています。横須賀美術館もその一つであり、様々な芸術作品を楽しむことができます。観音埼灯台を見物した後は、横須賀美術館へ行くことにしました。徒歩10分ほどで移動することができます。

 

(凝った内装の横須賀美術館)

 

 横須賀美術館は、横須賀市市制100周年を記念して2008年に開館しました。様々な企画展が行われているほか、建物自体も芸術性が高く、内装を見るだけでもアートの雰囲気を感じることができます。また、屋上や庭園からは、横須賀の海の景色を楽しむことができます。そのうえ、谷内六郎館が併設されており、長らく週刊新潮の表紙を担当した谷内六郎の作品を見ることができます。

 

(充実の谷内六郎コレクション)

 

谷内六郎横須賀市にアトリエを構え、25年間以上にわたって週刊新潮の表紙を担当しました。この表紙にも、横須賀の風景が多数描かれています。本館の企画展示は写真撮影できませんでしたが、谷内六郎館は撮影可能でした。本館と谷内六郎館に合わせて1.5時間ほどいて、じっくりとアートを楽しむことができました。横須賀美術館は「よこすか満喫きっぷ」の「遊ぶ券」で入館することができますが、おとな380円と安いので、「遊ぶ券」は他に取っておいたほうがお得です。

 

(横須賀美術館屋上からの景色)

 

 日も陰ってきたところで、横須賀美術館のほぼ向かいにある温泉施設SPASSOで一日の旅の疲れを癒します。SPASSO観音崎京急ホテルに併設された温泉施設で、入館料が2500円かかりますが、なんと「よこすか満喫きっぷ」の「遊ぶ券」で入ることができます!「遊ぶ券」の利用方法としては、SPASSOが最もお得な使い方になります (※SPASSO20229月末で閉館し、2023年夏に共立メンテナンス系列でリニューアル予定です。「よこすか満喫きっぷ」で利用できるようになるかは不明です…)

 

(SPASSO 休憩室)

 

 SPASSOの展望露天風呂からも、観音埼灯台横須賀美術館からと同じく、多くの船舶が行きかう浦賀水道の景色を見ることができます。大きなお風呂から眺める浦賀水道の景色は開放的で、また格別です。露天風呂にじっくりつかり、休憩室でのんびりしてから帰ることにしました。

 

馬堀海岸駅から京急線で帰宅

 SPASSOから京急バスで、最寄りの馬堀海岸駅に移動します。往路は浦賀駅からバスに乗って観音崎に行きましたが、観音崎がバスの運転系統の境目であり、大まかに浦賀駅から観音崎方面に向かう系統と、JR横須賀駅京急横須賀中央駅から観音崎方面に向かう系統とがあります。観音崎から少し横須賀方面に歩いたので、SPASSOからになると浦賀駅に向かうよりも馬堀海岸駅に向かったほうがスムーズです。

 

(夕焼けを背景に富士山)

 

 馬堀海岸駅はレンガ造り風のなかなかいい雰囲気の駅舎です。馬堀海岸駅京急「本線」の駅で、品川駅行きの列車も発着しますが、基本的に普通列車で、これではかなり時間がかかってしまいます。なので、久里浜線と合流する堀ノ内駅で、久里浜線からくる優等列車に乗り換えて品川駅に向かいましょう。

 やってきたのは成田空港駅行きの特快でした。ここから成田空港まで行けてしまうなんてすごいですね。成田空港から国内のどこでも、海外にだって行けてしまうわけです…。品川駅にも1時間もかからずに着いてしまいます!

 またお財布にも優しい日帰り旅行でした。「よこすか満喫きっぷ」を駆使して、切符を含めて5000円程度で横須賀エリアを満喫することができました!

 

(レンガ造りの馬堀海岸駅)