天草松島港で休憩し「A列車で行こう」号で熊本駅へ【FDA「どこでも1万円」プランと「みんなの九州きっぷ」で行く熊本・大分の旅⑤】

「天草宝島ライン」の目的地である松島港は、いろいろな商業施設があって、時間をつぶすにはちょうどいいです。ここからレンタカーはレンタサイクルで天草観光に出かけてもいいかもしれません。復路も「A列車で行こう」号に乗車し、ドリンクをいただきながら御輿来 (おこしき) 海岸の景色を眺めました。

 

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(天草宝島ライン、松島港にて)

 

・松島港と三角港でお買い物

 松島港には13:55に到着、帰りの船は15:25発なので、松島港には90分の滞在です。なんとなく想像はしていたのですが、天草エリアは車がないとどうしようもありません… (一部路線バスもありますが)。90分の滞在時間では、どこかに足を伸ばすのも難しそうなので、松島港周辺を回ることにしました。松島港には、商業施設として「リゾラテラス天草」と「ミオカミーノ天草」が隣接しています。「リゾラテラス天草」は純粋な商業施設で、お土産屋さんやレストランが充実しています。なかでも「塩パン」が人気のようで、行列ができていました。

 

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(ボルダリングもある「ミオカミーノ天草」)

 

一方の「ミオカミーノ天草」には観光案内所が併設されており、定期船の出発案内板などもあって、天草観光の玄関口といった感じでした。また、レンタサイクルやレンタカーもあり、時間があればここで自動車や自転車を借りて天草観光に出かければ楽しいかもしれません。

 

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(晴れていれば気持ちよさそうなテラス)

 

私は、人が少ない方がいいので、「ミオカミーノ天草」の方で過ごすことにしました。フェラートとコーヒーを買って、空いている席でのんびりさせていただきました。そのほかに、「天草パールセンター」も近くにあり、その中核である「海中水族館シードーナツ」ではイルカとのふれあい体験ができます。水族館マニアとしてはこちらも気になりますね。

 

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(コーヒーとジェラートをいただきました)

 

 帰りの船に乗る頃には雨が上がっており、ウッドデッキ席から景色を眺めることができました。帰りの船はガラガラということはなく、天草観光を満喫したと思われる乗客が多数乗っておられました (安心しました!)。

 

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(松島港には天草四郎像もあります)

 

三角港でも雨がやんでいたので、渦巻き屋根の上に登ってみました。屋上部分は三角港三角駅が見渡せていい景色でした。

 

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(三角港に停泊する「天草宝島ライン」の船、反対側には三角駅がある)

 

三角港の隣には「サンサンうきっ子みすみ」という物販施設があります。帰りの「A列車で行こう」号まで少し時間があったので、ここで「いかめんたいこてん」と「そら豆まん」を買いました。「いかめんたいこてん」は、明太子で赤く染まった練り物で、なかなかの辛口でした。「A列車で行こう」号の車内販売で買ったハイボールと一緒にいただきました。「そら豆まん」は、そら豆の白餡の饅頭で、翌日の朝ごはんにいただきました。

 

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 (暖簾のかかった三角駅の改札口)

 

・帰りも「A列車で行こう」号に乗車

 三角駅に戻ると、すでに帰りの「A列車で行こう」6号が入線していました。今回は発車まで時間に余裕があったので、自分の座席に着いた後、1号車のバーカウンタースペースのインテリアなどを観察しました。

 

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(「A列車で行こう」号の車内にも天草四郎像)

 

16世紀の大航海時代をイメージしたものだそうです。往路と同じく復路も自席は山側だったので、発車と同時にバーカウンターでハイボールを買って、海側の飲食スペースに座りました。ここで景色を見ながら、ハイボールと「いかめんたいこてん」をいただきました。

 

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(いかめんたいこてんと車内販売のハイボール)

 

海側の景色の目玉は御輿来 (おこしき) 海岸です。その名前は、12代天皇景行天皇が九州遠征の際、御輿来海岸の美しさに見とれて、輿を停めたことに由来するそうです。伝説の通り、夕焼けに染まる御輿来海岸は絶景で、年に10日ほどの絶景日には多くのカメラマンが訪れるそうです。

 

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(三日月模様の御輿来海岸)

 

今回、「A列車で行こう」号で通過した際は、雨が降っており天気には恵まれませんでしたが、それでも三日月模様の海岸はよい景色でした。御輿来海岸を過ぎてしばらくすると宇土駅に到着し、宇土駅を出て少しすると熊本駅に到着します、熊本駅17:01着。

 

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(熊本駅に停まる「A列車で行こう」号)