「りょうもう」号で館林へ【東武本線乗り放題デジタルきっぷでまわる北関東の旅②】

浅草駅から「りょうもう」号に乗車して北関東の旅に出発です。「りょうもう」号は「スペーシア」号と比べるとデザインに時代を感じさせますが、乗り心地は快適でした。

 

f:id:tyoutyouuo:20211026213628j:plain

(「りょうもう」号、館林駅にて)

・浅草駅から「りょうもう」号に乗車

 とうきょうスカイツリー駅の駅員さんに、「東武本線乗り放題デジタルきっぷ」のアニメーションを見せて、駅構内に入ります。最初は緊張しましたが、駅員さんが切符の使い方をやさしく教えてくれました。改札を通るときに、スマートフォン上で「東武本線乗り放題デジタルきっぷ」のアニメーションが動いていればよいそうです。

 

f:id:tyoutyouuo:20211026213030j:plain

(とうきょうスカイツリー駅にはすべての特急が停車します)

 

 東武鉄道の特急列車は、特急券を必要とする有料列車ですが、とうきょうスカイツリー駅―浅草駅間は、特急券なしで乗車することができます。ちょうどスペーシアがやってきたので、せっかくなので乗車することにします。とうきょうスカイツリー駅―浅草駅間はゆっくりと走るので特急感のある走りではありませんが、快適なひと時を過ごすことができました。

 浅草駅からは「りょうもう」号に乗車します。「きぬ」号、「けごん」号が東武日光線系統の特急列車であるのに対し、「りょうもう」号は東武伊勢崎線桐生線系統の特急列車です。特急列車のラインナップの多さが、東武鉄道の路線網の大きさを物語っています。

 

f:id:tyoutyouuo:20211026213212j:plain

(200系で運転される「りょうもう」号)

 

「きぬ」号、「けごん」号に100系スペーシア500系リバティが充当されるのに対し、「りょうもう」号には200系電車がメインに充てられ、500系リバティも入ることがあります。200系電車の登場は1990年で、改造車であるため台車・主要機器はさらに古く、引退が迫っていると考えられます。実際に、200系の廃車が既に発生しており、代わりに500系リバティが充てられる例が出てきています。ちなみに、200系と同じ見た目で、台車・主要機器も含めて完全新造された編成は250系として区別されています。

 

f:id:tyoutyouuo:20211026213256j:plain

(「りょうもう」号の車内、ご時世上乗車率はイマイチでした…)

 

 下り「りょうもう」号のうち、桐生線の終点の赤城駅まで行くものが16本、途中の太田駅までのものが7本で、そのほか、伊勢崎駅館林駅葛生駅までのものが少数あります。また、「りょうもう」号のうち、200系が用いられるものを単に「りょうもう」号、500系リバティが用いられるものを「リバティりょうもう」号と案内して区別しています。私が乗車したのは、200系で運転される赤城駅行きの「りょうもう」号でした。

 

f:id:tyoutyouuo:20211026213416j:plain

(出発してしばらくすると車窓に緑が増えてきます)

 

 車内は落ち着いた雰囲気で、シートも快適です。途中の東武動物公園駅までは日光線系統と同じですが、東武動物公園駅で分岐し、日光線系統は北に、伊勢崎線系統は西に向かいます。日光線系統と別れてしばらくすると、最初の目的地である館林駅に到着します。浅草駅から館林駅までは約1時間です。

 

f:id:tyoutyouuo:20211026213502j:plain

(館林駅に到着!)