二荒山神社と輪王寺に参拝【東武株主優待乗車券で行く宇都宮・日光めぐり節約旅⑤】

日光東照宮に参拝した後は、二荒山神社輪王寺にも参拝し、日光の「二社一寺」を巡りました。その後は、日光を世界に知らしめることになった日本初の近代ホテルである日光金谷ホテルを見学しました。

 

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(帰りは下今市までリバティに乗車しました)

 

 ・二荒山神社輪王寺も見学

 日光東照宮を出て、隣にある二荒山 (ふたらさん) 神社にも参拝しました。日光東照宮二荒山神社輪王寺は日光を代表する寺社で、二社一寺と呼ばれています。

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(二荒山神社の立派な碑)

 

二荒山神社は日光三山を含む日光連山を境内とし、中禅寺湖華厳の滝も境内に含まれるそうです。江戸時代初期に、日光山貫主だった天海が、徳川家康の側近となり、家康の死後に日光東照宮の創建にかかわったことから、二荒山神社も諸大名や民衆から崇敬を受けるようになりました。現在では縁結びの神社として売り出しているようで、あちらこちらに縁結びの縁起物がありました。

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(二荒山神社には縁結びスポットがたくさんありました)

 

 最後に輪王寺に参拝しました。日光東照宮徳川家康を祀っていますが、それに対して輪王寺には、徳川家光の霊廟である大猷院 (だいゆういん) があります。大猷院自体は非公開でしたが、輪王寺の本殿や、二天門、唐門、夜叉門などの建築物は日光東照宮に劣らず豪華なつくりでした。

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(立派な夜叉門)

 

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(夜叉門の反対側)

 

観光客が日光東照宮に集中する分、こちらは静かな雰囲気でじっくりと見学することができます。

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(徳川家光霊廟への入り口である皇嘉門)

 

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(金色がまぶしい唐門)

 

日光金谷ホテル

 日光の「二社一寺」を見学して満足したので下山したのですが、日光駅までの途中にもう一か所見るべきスポットがあります。

 

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(日光金谷ホテルの玄関)

 

日光金谷ホテルは日本最初の近代的ホテルと呼ばれています。日光金谷ホテル1873年に「ヘボン式ローマ字」としてその名を残しているヘボン博士の発案でスタートしたといわれています。このホテルにはアインシュタイン博士など海外の著名人も多数宿泊し、避暑地としての日光のイメージ確立に大きく貢献しました。日光金谷ホテルには現在でも宿泊することができますが、重要文化財に指定されており、宿泊者でなくても内部を見学することができます。

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(日光金谷ホテルの玄関ホール)

 

和洋折衷の外観や明治時代の雰囲気が感じられる内装を見学することができました。時間とお金に余裕があれば、レストランでのんびりしたいものです。

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(一枚板のテーブル)

 

 いよいよ日光駅に戻ろうと思ったのですが、通り沿いの「日光郷土センター」が目についたので入ってみました。神橋や日光東照宮五重塔ジオラマが見られるほか、日光の地元の歴史を学ぶことができました。

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(神橋のジオラマ)

 

「日光郷土センター」は日光観光の案内所として行政が運営する施設で、外国人観光客向けのインフォメーションセンターや地元の物産を紹介するコーナーを備えています。

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(二荒山神社に奉納された「家体」)

 

 いいかげんに日光駅に戻ります (笑)。東京までは東武鉄道で戻るので、JRの日光駅ではなく東武日光駅に向かいます。帰りの列車のお供に瓶入りのプリンを買いました。

 

東武鉄道下今市駅

 東武日光駅東武日光線の終点駅で、日光観光の玄関口でもあります。かつてはJR (国鉄) と東京からの観光客を巡ってしのぎを削っていましたが、その競争に勝利し、JR日光駅がローカル線の終着駅に落ち着いているのに対し、東武日光駅には現在でも浅草からの特急が到着しています。

 

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(東武日光駅の駅舎は山小屋をイメージしています)

 

また、東武日光駅には「AIZUマウントエクスプレス」も乗り入れ、会津若松の行先表示を見ることもできます。「AIZUマウントエクスプレス」はJR只見線会津鉄道会津線野岩鉄道会津鬼怒川線東武鬼怒川線を経由して会津若松駅鬼怒川温泉駅間を結ぶ列車で、これだけでも4路線を直通するなかなかすごい列車ですが (しかも都心ではなく地方で)、1日3往復のうち2往復は、東武日光駅まで直通しています。この日はちょうど、この「AIZUマウントエクスプレス」が東武日光駅に入線しているところを見ることができました。

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(東武日光駅に乗り入れるAIZUマウントエクスプレス)

 

 東武日光駅下今市駅間は、特急列車に乗車券のみで乗車することができます。これにより東武鉄道はローカルの普通列車の本数を抑えることができ、地元客は特急列車のサービスを身近に受けることができます。というわけで私もこのおこぼれにあずかり、下今市駅まで「リバティけごん」で行くことにしました。

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(リバティけごん、下今市駅にて)

 

 東武500系「リバティ」は東武鉄道の最新型特急用車両です。3両編成を基本として、併結・分割機能を生かして東武鉄道の様々な線区に乗り入れることを主眼において設計されています。その特徴を生かして、メインの特急である「リバティきぬ」、「リバティけごん」はもちろんのこと、会津鉄道会津田島駅まで乗り入れる「リバティ会津」、伊勢崎線系統の「リバティりょうもう」、野田線系統の「アーバンパークライナー」というように、東武鉄道を縦横無尽に走り回っています。座席には波模様があしらわれており、和風な印象です。

 

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(和柄のモケット)

 

外国人観光客を意識しているのでしょうか。この日は天気が良く、水田の景色が美しかったです。

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(日光地方の田園風景は美しいです)