嬉野温泉の公衆浴場「シーボルトの湯」で一休み【祝 西九州新幹線一周年④】

嬉野温泉は宿泊施設に付属した湯が多いですが、日帰り入浴ができる施設もあります。中でも「シーボルトの湯」は公衆浴場であり、だれでも安価に楽しむことができます。嬉野温泉駅から温泉街まではレンタサイクルで行くのがおすすめです。

 

(嬉野温泉の公衆浴場「シーボルトの湯」)

・「シーボルトの湯」にて休憩

 嬉野温泉では温泉宿がよく宣伝されており、宿泊しつつ温泉も楽しむイメージがありますが、いくつか日帰り入浴ができる施設もあります。「シーボルトの湯」は公衆浴場で、大人450円とリーズナブルな料金で嬉野温泉を楽しむことができます。「シーボルトの湯」は大正レトロ風のオシャレな建物ですが、これは2010年に再建されたもので、1924年(大正13年)にドイツ人技師の設計で作られた公衆浴場「古湯」のデザインを再現しています。「シーボルトの湯」という名前は、江戸時代にシーボルトが訪れたことから付けられたそうです。当時から嬉野温泉が賑わっていたということがわかりますね。

 

(大正レトロ風の外観の「シーボルトの湯」)

 

 嬉野温泉のお湯は透明な重曹泉で、「美肌の湯」とも言われています。30分歩いてきた汗を「シーボルトの湯」でしっかり流すことができました。「シーボルトの湯」のフロントで、嬉野温泉駅までのバスがあるかどうか聞いてみました。嬉野温泉のバスターミナルに行けば駅までのバスがあるとのことです。1306の新幹線に乗りたかったので、「シーボルトの湯」は早めに切り上げて、嬉野温泉バスターミナルに向かいます。

 

(「シーボルトの湯」は内装も大正レトロ風です)

 

なぜこの便に乗りたいかというと、上述の通り嬉野温泉駅は西九州新幹線の中で最も便数の少ない駅で、日中は1時間以上間隔が空く時間帯もあるからです。ちなみに、私としてはこの後、諫早駅に向かいたかったのですが、1306嬉野温泉発駅は武雄温泉駅行きです。これに乗って、武雄温泉駅から折り返し便に乗る方が、嬉野温泉駅から長崎駅方面の便に乗るより早く着けるのでした。嬉野温泉駅から次に出る下り便は1404発です。

 

(なにやら物静かな嬉野温泉バスターミナル)

 

 ここまで考えて嬉野温泉のバスターミナルに向かったのですが、ターミナルで聞いてみると、1306までに嬉野温泉駅に着くバスはないと言われました…。どうも「シーボルトの湯」で見てもらったバスの時刻表が最新のものではなかったようです…。どうしたものかと考えていると、レンタサイクル「HELLO CYCLING」が目に入りました!というわけで、自転車で嬉野温泉駅まで帰ることにします。

 

(鉄道旅行者の強い味方レンタサイクル)

 

駅からこちらまで徒歩で30分だったので、自転車を使えば10分から15分ほどで移動することができます。嬉野温泉駅からレンタサイクルを利用するのが最適解だったのかもしれませんね。自転車であれば自分のペースで観光地を巡ることができます。

 嬉野温泉駅にも「HELLO CYCLING」のポートがあったので、ここで返却し、急いで改札口に向かいます。なんとか予定していた便に間に合うことができました。

 

(反対方向のホームに停車する「かもめ」号、この時間にあったっけ???)