嵐電で嵐山へ【1日京都散歩③】

金閣から嵐山までは少し距離がありますが、嵐電を利用すれば快適に移動することができます。

 

(嵐電のかわいい車両)

嵐電で嵐山へ移動

 金閣を見た後は、次の目的地である嵐山に向かいます。嵐山へは、北野白梅町駅から京福電鉄 (嵐電) を利用します。金閣から北野白梅町駅へは、路線バスを利用していくこともできますが、徒歩でも20分ほどで行くことができます。今回は「混雑するバスを避ける」という企画の趣旨に沿って、徒歩で行くことにします。北野白梅町駅へは、西大路通をひたすら南下すれば着きます。西大路通は昭和初期に開通した京都では比較的歴史の浅い通りです。沿道も伝統ある寺社仏閣というよりはロードサイド店などが多く、住民の生活の場という感じがしました。移動時間の短縮のために早足で歩いていると、唐突に北野白梅町駅が現れます。

 

(北野白梅町駅からは京福電鉄北野線 (嵐電) に乗ります)

 

 北野白梅町駅京福電鉄北野線の終点の駅です。京福電鉄は、元々はその名の通り京都と福井で鉄道事業等を行う会社であり、最盛期には 120 km 超の路線網を擁していましたが、福井管内の路線の廃止 (一部は現在のえちぜん鉄道) 叡山本線叡山電鉄として分離するなど事業の整理を行い、現在では嵐山線 (嵐電) とケーブルカー・ロープウェイの運行を担うのみであり、営業路線は 13 km ほどになっています。嵐山線は嵐山駅―四条大宮駅間の嵐山本線帷子ノ辻駅北野白梅町駅間の北野線2系統に分かれます。帷子ノ辻駅嵐山本線の途中駅で、この駅で北野線から嵐山線に乗り換えて嵐山駅に向かいます。

 

(帷子ノ辻駅嵐電の中では大きな駅です)

 

 嵐電は全区間均一で220(20234月から250円に値上げ) であり、車両も小さめなので、専用軌道が整備されていますが路面電車のようなイメージです。北野線の列車は基本的に北野白梅町駅帷子ノ辻駅間の折り返し運転です。北野白梅町駅から帷子ノ辻駅までは10分ちょっとで着きます。

 

(この時間は北野線嵐山本線も1両で運転しているようです)

 

 帷子ノ辻駅嵐山本線に乗り換えです。ホームで待っている間、嵐電の車両を観察していましたが、基本的に紫色の車両で、1両編成で運転されているようです。嵐山本線に着いては、20239月現在、平日の朝夕と休日の日中は2両編成で運転されています。平日は通勤通学需要、休日は観光需要が大きいのですね。

 

(嵐山本線嵐電嵯峨駅まで移動します)

 

 嵐山本線の列車に乗り、嵐山駅の一つ手前の嵐電嵯峨駅まで行きます。ここまで4駅ですが、6分ほどで着いてしまいます。駅間が短くて、こういう面でも路面電車のように感じてしまいますね。嵐電嵯峨駅から少し歩いて、次の目的地であるJR嵯峨嵐山駅に向かいます。

 

(嵐電嵯峨駅からJR嵯峨嵐山駅までは歩いてすぐです)