桜島を後にし桜島フェリーにて「いおワールド鹿児島水族館」へ【1泊2日JR九州周回の旅⑦】

桜島を後にし、鹿児島港にある「いおワールド鹿児島水族館」に行きました。

 

(エイがモチーフともいわれる「いおワールド鹿児島水族館」の外観)

桜島フェリー各船紹介

 温泉で暖まったところで、桜島港に戻ります。歩道脇には何やらごつごつした岩が転がっており、正確なことはわかりませんが、どうも桜島の溶岩っぽいです。道を歩くだけで火山を感じられるなんて貴重な体験ですね。

 

(第二櫻島丸)

 1405発の便で桜島港を出発します。フェリーに乗ると桟橋ではない留置スペースのようなところに第二櫻島丸(サクラフェアリー)がいました。この船は2015年竣工の4隻の中では最も新しいものです。また、向かいの桟橋には第十五櫻島丸(チェリークイーン)がいました。こちらは20233月に引退した船とのことです。

 

(第十五櫻島丸)

 

 港から離れていくと、港のバックに大きく桜島の山容が見えます。山頂部に雲がかかっていることで、桜島の大きさが強調されますね。途中で桜島に向かうフェリーと反航しました。こちらは桜島丸(サクラエンジェル)でした。所要時間は15分ほどなので、甲板から外の様子を見ているとすぐに鹿児島港に着いてしまいます。

 

(桜島丸)

 

鹿児島港には奄美群島経由で沖縄に向かうマルエーフェリーやマリックスライン、自衛隊護衛艦などを見ることができました。また、桜島フェリー桟橋の向かい側には第十六櫻島丸(ドルフィンライナー)がいました。というわけで、私が乗っていたのは第十八櫻島丸(プリンセスマリン)のようです。1度乗船するだけで5隻のフェリーを見ることができました。桜島フェリーは日中でもフル稼働しているのですね。

 

(第十六櫻島丸)

 

・鹿児島が誇る水族館「いおワールド鹿児島水族館」へ

 いおワールド鹿児島水族館は鹿児島港桜島フェリーターミナルの隣にあり、ターミナルの建物から歩道橋でつながっています。「いお」とは鹿児島弁で「魚」のことであり、「いおワールド」とは「魚の世界」という意味だそうです (←カゴシマシティビュー」の車内でアナウンスされてました!)。いおワールド鹿児島水族館は、見るからに埋め立て地の上に建っているのですが、埋め立て地の石垣がやたらと年代物のように見えます。この埋め立て地は新波止 (しんはと) と呼ばれており、幕末に整備されたものだそうです。薩英戦争の際には、11門の砲台を備え、英国艦隊を迎撃したといわれています。立地からしてすごいですね!

 

(新波止の上に建ついおワールド鹿児島水族館)

 

 いおワールド鹿児島水族館の入館料は1500円ですが、イルカショーは無料で見ることもできます。いおワールド鹿児島水族館では、野外の水路でイルカの訓練を行っており、水族館の外からその様子を見ることができます。錦江湾にも野生のイルカが生息しており、その様子を再現しているとのことです。もちろん、屋内のプールでもイルカショーが行われています (イルカショーといえば水族館の目玉の一つですからね)

 

(無料でも見られるイルカショー)

 

 早速水族館の中に入ってみました。順路の最初にある「黒潮大水槽」や近海の海の生き物の展示は、今となっては各地の水族館の定番ですが、それそれの水槽の中の魚の状態は素晴らしいものでした。ウミウシやサンゴの生態を紹介するラボコーナーや、錦江湾の海底火山に関する展示は他の水族館にはないハイレベルなものでしたし、陸水エリアも力が入っていて良い水族館だなと思いました。何様なんだという感じですが、私は水族館が好きで各地の水族館を見てきているのです(笑)。2時間半ぐらいかけてゆっくり見て、水族館を後にしました。

 

(どの魚も美しい)