越生駅からバスに乗り黒山三滝を目指してハイキング【東武東上線おごせ散策きっぷの旅②】

越生駅に行くには、東上線坂戸駅越生線に乗り換えます。越生駅からは1~2時間に1本バスが出ており、越生梅林や黒山三滝などの観光スポットに行くことができます。

 

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(東武越生線は電化されていますが、JR八高線越生駅には気動車が来ます)

 

 ・越生線越生駅

越生線坂戸駅から分岐し、越生駅に至る単線の路線です。単線ながらラッシュ時は12分間隔、日中でも15分間隔となかなかの運転頻度です。沿線に高校や大学が多いらしく、ラッシュ時は通学の学生たちでかなり賑わうようです。坂戸駅では、跨線橋を渡って越生線の列車に乗り換えます。すでに越生線の列車が待っていました。越生線は基本的に4両編成での運転です。

 

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(「川越特急」を降りるとすでに越生線普通列車が待っていました)

 

20分ほどで終点の越生駅に到着しました。越生駅JR東日本八高線との乗換駅でもあります。越生駅は、JRと東武鉄道で長らく駅舎を共有しており、駅業務はJRによって行われていましたが、2019年に自由連絡通路が完成したのに伴って改札が分離され、またJR越生駅無人駅化したために東武越生線越生駅の駅業務をJRで代行することはなくなりました。そのため、東武鉄道越生駅が、東武線各種の営業扱いを始めました。近年ではJR越生駅の利用者が一日当たり800人弱なのに対し、東武線の越生駅は4000人弱であり、JRとしては東武線ユーザーのために営業しているような感じだったのかもしれませんね…。

 

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(越生線はけっこうな頻度で運転されています)

 

駅にやってくる列車を見ても、東武線の方は4両編成の列車が15分ごとに発車し、しかも越生駅は終点なので折り返しのために常時1本以上の列車が停車しています。一方でJRの越生駅には2両編成の気動車が30分に1本やってくるだけで、乗降客もほとんどいませんでした。JRの越生駅は、以前は列車交換ができる構造でしたが、2013年から棒線駅になっています。

 

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(八高線越生駅から出ていくキハ110系)
 

・バスで黒山三滝へ向かうが…

 黒山三滝とは、男滝 (おだき)、女滝 (めだき)、天狗滝の総称であり、室町時代修験道の拠点として信仰を集めました。私は、越生駅からここまでレンタサイクルで行こうと思っていたのですが、この日は駅前に一軒だけある自転車屋さんが休業しており、自転車を入手することができませんでした…。黒山三滝には川越観光バスによる路線バスも通っているので、今回はこちらを利用することにしました。

 

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(駅前のバス停のあるロータリーにも梅が咲いていました)

 

なぜ当初レンタサイクルを利用しようと思ったかといえば、ずばり、バスの本数が限られているからです。1時間か2時間に1本しかありません…。しかし、レンタサイクルが使えないとなれば、黒山三滝まではバス一択なのでこれを利用します。ちなみに、実際にバスで向かってみると、結構な勾配がありましたので、自転車で行くにしても大変だったかもしれません。

 黒山三滝までのバスは、「おごせ散策切符」で乗り降り自由になります。この特典は、620円分の買い物券と選択なので、バスを利用しない場合は買い物券として利用しましょう。

 

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(なかなかの山道を歩くなぁ~)

 

 Google map の案内に従って、終点の1つ手前のバス停でバスを降り、そこから山道を登ります。越生は梅で有名ですが、梅林以外のところにも梅が植えられており、それらが花を咲かせていてきれいでした。また、沿道の木々も、春の日を浴びて美しく、楽しいハイキングになしました。しかし、いくら進んでも黒山三滝は見えてこず…、どうやら川の流れの反対側を歩いていたようで、黒山三滝へは深い谷を越えなければならないようです。遭難したらシャレにならないので、諦めてもとの道を引き返すことにしました。結局1時間のハイキングとなりました。バスで黒山三滝に行くには、終点の黒山で降りましょう…!

 

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(小さい滝を見られたところで引き返しました)

 

 戻りのバスに乗って、次の目的地である越生梅林に向かいます。梅林入り口バス停で降りましたが、ハイキングで疲れたので昼食を取ることにしました。バス停近くの手打ちうどん屋さん「甚五郎」で食べたうどんがモチモチしててとてもおいしく、救われました!

 

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 (疲れ果てて入ったうどん屋 甚五郎さん)

 

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(もちもちしていておいしい「極楽うどん」)