夜明けとともに新水前寺駅を出て、熊本駅から九州新幹線で久留米駅に移動しました。テレビのスタッフさんに、「流れ星新幹線」が来るらしいと教えられ、久留米駅で待っていると、たしかにカッコいいラッピングの800系新幹線がやってきました。
(「流れ星新幹線」、久留米駅にて)
(早朝から熊本市電が行き来していました)
水前寺駅と新水前寺駅は近く、新水前寺駅は高架になっており、高架を降りると水前寺駅に着きます。新水前寺駅からは、高架を登ってくる列車を見ることができます。これに乗って熊本駅へ向かいます。
(これは高架を降りていく肥後大津駅行きの列車)
熊本駅からは九州新幹線つばめ号に乗って久留米駅に行きます。「みんなの九州きっぷ」は、自由席であれば九州新幹線にも無制限で乗ることができます。今回乗車した800系新幹線は、JR九州完結の列車に充当される車両です。そのため、当たり前ですが、九州新幹線でしか乗ることができません。800系は内装がほかの新幹線車両に比べて豪華であり、いたるところに木材が使用されています。また、座席は4列シートであり、5列シートのほかの新幹線に比べてゆったりとしています。JR西日本直通のさくら号、みずほ号も、指定席は4列シートですが、自由席まで4列シートなのはJR九州の800系ぐらいのものです。熊本駅から久留米駅までは約30分で、すぐに着いてしまいます。
(木のぬくもりを感じさせる九州新幹線800系電車の車内)
実はこの時、熊本駅の新幹線ホームにはテレビカメラが来ており、これから「流れ星新幹線」が来るとのことでした。「流れ星新幹線」は、2021年3月14日に、九州新幹線博多駅―鹿児島中央駅開通10周年を記念して運行されたました。新幹線の窓からサーチライトを照らして流れ星に見立て、九州新幹線館内を1本だけ運行されました。
(「流れ星新幹線」は2021年5月末まで運転されています)
車両には事前に募った願い事がラッピングされていました。このラッピングは3月14日の運行の後も継続され、5月28日まで続けられるそうです。どうやらこのラッピング車両がこの後来るということなので、期待して待っていたのですが、私が乗車したのは通常の800系でした…。
(側面にはたくさんの願い事がラッピングされています)
もしかして1本後の列車が「流れ星新幹線」なのでは?と思い、久留米駅で待っていると、案の定ラッピング車両がやってきました!たくさんの方々の願い事がラッピングされているというだけでなく、デザインとしても素晴らしいですね。2021年5月現在、「流れ星新幹線」の運用は、JR九州のサイトでも公開されています (この記事が公開される頃には、運行が終了しているかもしれませんが…)。
(「流れ星新幹線」は博多駅に向けて出発していきました)