東京-浜松の鉄道移動を比較考察【新幹線と「ワイドビューふじかわ」で浜松→東京を節約移動①】

 東京―浜松を鉄道移動する場合、まっとうな社会人なら東海道新幹線「ひかり」号を利用し、節約したい方や青春18きっぷユーザーなら全線普通列車で、オプションで普通列車グリーン席や「ホームライナー」を利用することになると思います。しかし、それ以外にも変法があり、本記事では4つの方法を比較します。

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E257系「青梅奥多摩涼風号」で青梅線 (東京アドベンチャーライン) へ

9月の3連休に、臨時快速「青梅奥多摩涼風号」が運転されました。「青梅奥多摩涼風号」は、三鷹駅発、奥多摩駅行きの臨時快速列車です。三鷹駅8:58発、奥多摩駅10:42着で、中央線と青梅線を直通します。使用車両はもともと房総方面用に使用されていたE257系500番台でした。

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(三鷹駅始発の臨時列車なんて2019年になって初めて見ました!)

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フェリー「くにが」で隠岐→松江、「サンライズ出雲」で松江→東京【「サンライズ出雲」と隠岐汽船で行く東京―隠岐出張③】

 隠岐での用事を済ませた後、復路はフェリー「くにが」と「サンライズ出雲」で東京に帰りました。フェリーは高速船よりも割安で乗ることができます。また、隠岐西郷港近くの「隠岐自然館」で隠岐に着いて学びました。

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米子から鬼太郎列車と高速船で隠岐へ【「サンライズ出雲」で行く東京―隠岐出張②】

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(米子駅で寝ぼけながら撮影した「サンライズ出雲」、いいお宿でした)

 

・「鬼太郎列車」で米子→境港

 米子駅には「山陰めぐりパス」の旅の時に来たことがあります。

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駅前にコンビニがあることを把握していたのでそこで朝食を購入。また、コンコースに机といすのある待合室があることも把握していたので、そこで朝食をいただきました。米子駅からは境線に乗り換えて境港に向かいます。境線は弓ヶ浜半島に伸びる全長 20 km ほどの短い路線ですが、駅間が短いため、米子から終点の境港まで50分ほどかかります。表定速度は時速 25 km ほどでしょうか。かなりのんびりですね。

 

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(私が乗車した目玉おやじ列車)

 

 「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげる境港市で育ったこともあり、境線には「鬼太郎列車」が走っています。「鬼太郎列車」は「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターをモチーフにした列車で、6種類が運行されています。今回私が乗車したのは「目玉おやじ列車」でした。内装にまで気を遣っており、それなりに凝った車両ですが、利用者はほとんどが地元の方でした。観光客でにぎわう時期もあるのでしょうか。また、駅にもそれぞれ妖怪が割り当てられており、例えば米子駅は「ねずみ男駅」、弓ヶ浜駅は「あずきあらい駅」、境港駅は「鬼太郎駅」です。途中の米子空港駅(べとべとさん駅)は米子空港の隣にあり、山陰本線からこの駅まで直通列車があれば便利だし、境港線の需要創出にもなるのになぁ~、でも単線非電化だと難しいのかなぁ~、高規格化工事もお金かかるだろうしなぁ~、ていうか「米子鬼太郎空港駅」じゃないんだ、そんなことを考えていると境港駅(鬼太郎駅)に到着しました。10:25境港駅着。

 

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(弓ヶ浜駅は「あずきあらい駅」の愛称が与えられています。また、ベンチはねずみ男とねこ娘です)

 

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(内装も凝っています)

 

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(2両編成の相方は「ねこ娘列車」でした)

 

隠岐へ向かう船まで時間があったので付近を散策してみました。駅から水木しげる記念館のあたりまでは「水木しげるロード」が整備されており、たくさんの妖怪を見ることができます。今回訪れたのは昼間でしたが、夜になるとライトアップされて、より妖怪らしい(?)雰囲気になります。水木しげる記念館にも行きたかったのですが、今回は時間の都合上見送りました。

 

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(「ゲゲゲの鬼太郎」にちなんだお酒)

 

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(メフィストさんという方が歩いていました)

 

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サンライズ出雲で東京→米子へ【「サンライズ出雲」と隠岐汽船で行く東京―隠岐出張①】

東京から隠岐に出張する機会がありました。飛行機で移動する場合、隠岐空港は東京への直通便が就航していないため、伊丹空港出雲空港で乗り継ぐことになります。羽田空港を9:30発の便で出ると、伊丹空港乗り継ぎで、隠岐空港には昼過ぎにつくことができます。しかしこれでは、羽田空港に1時間前につくとしても、それなりに早起きしなくてはなりません。また、まとめサイトには最安値1万4千円台と出ていましたが、私が調べたタイミングでは3万5千円程度の便しかなく、この記事を書くときに調べたところでも、同じようなものでした。最安値が実現するのは、それなりに限られた条件のようです。

東京から出雲市へは寝台特急サンライズ出雲」が直通しています。言わずもがなですが、「サンライズ出雲」は「サンライズ瀬戸」とともに、日本で最後の定期寝台特急です。

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これを利用すれば、隠岐まで鉄道(と船)で行くこともできます。東京から境港まで、乗車券11,660円、境線への乗換駅である米子駅まで「サンライズ出雲」のシングル利用で寝台・特急料金9720円、境港から隠岐の島西郷港まで高速船で6,170円です。この経路で行くと合計28,550円となり、場合によっては飛行機で行くよりも安くなります。また、この経路の場合、東京22:00発、隠岐の島西郷港13:13着であり、前日の夜に東京を出発すれば睡眠時間を確保しつつ、朝一の飛行機を利用した場合よりも早く隠岐に着くことができます。今回は東京―隠岐を「サンライズ出雲」と船で往復することにしました。

 

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大津→東京を「ワイドビューひだ」と新幹線「ひかり」で移動

・大津→東京の経路

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(「ワイドビューひだ」の展望車、米原駅にて)

 

 大津から東京まで、乗り換えアプリで検索すると、大津→(琵琶湖線)→京都→(東海道新幹線)→東京と出てきます。この経路は所要時間が最速であり、東海道新幹線の「のぞみ」は平時で10分に1本程度、繁忙期だと臨時便も多数運行されていて琵琶湖線の本数も多いため、最も便利といえます。一方で大津→(琵琶湖線)→米原→(東海道新幹線)→東京という経路もあり、大津→京都の分の逆行がなく、新幹線の乗車距離も短くなるため、こちらの経路のほうが500円ほど安く移動することができます(日本の鉄道会社は「長距離逓減制」と言って、長い距離を乗るほど割安になる料金体系を採用しているため、東京―米原と東京―京都の新幹線料金を比べると距離の割に差が小さくなっています)。

 

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お得に後方展望、「おはようライナー新宿26号」グリーン車に乗車

小田原から新宿まで「おはようライナー新宿26号」に乗車しました。この列車は251系で運転されます。251系は伊豆観光輸送の看板列車である「スーパービュー踊り子」向けに設計された列車で、とても豪華な内装です。「おはようライナー新宿26号」は「スーパービュー踊り子」の送り込みを快速列車として開放してくれるもので、グリーン車も割安に利用できます。一番前の展望席に座れば、朝の通ラッシュの時間帯に「後方展望」を楽しむことができます。251系電車は、2020年のE261系導入に伴い、廃止される可能性があり、それに伴って「おはようライナー新宿26号」も廃止されるかもしれません。ご利用はお早めに。

 

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(新宿駅に停車する251系電車)

 

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