tyoutyouuoの日記

鉄道を中心に公共交通を利用した旅行の様子を投稿しています

大分駅から「あそぼーい!」号に乗車【九州SUGOCA大回り⑥】

大分駅からは、豊肥本線の特急「あそぼーい!」号に乗車しました。大分駅からは多数の特急列車が発着します。

 

(大分駅に停車する「あそぼーい!」号)

大分駅の様子を観察

 大分駅大分県の主要駅で日豊本線小倉駅方面、延岡駅宮崎駅方面のほか、久大本線豊肥本線4方向に線路が伸びている鉄道の結節点です。そのような特徴を反映して、大分駅48線という大きな規模であり、日豊本線ソニック号・にちりん号、久大本線ゆふいんの森号・ゆふ号豊肥本線のあそぼーい!号・九州横断特急号といった多数の特急列車が発着します。

 

(大分駅の発車標は立派です)

 

 私も、乗車予定の列車が来るまでいくつかの列車を観察しました。「ゆふいんの森」号は、博多駅由布院駅間を3往復していますが、そのうち1往復は大分駅別府駅まで直通しています。この1往復には、原則としてキハ714両編成が充当されています。このキハ714両編成は外国人をはじめとする観光客に大人気なことはもちろんですが、改造前の種車から数えると製造から60年近く経っていることから、鉄道マニアにも人気です。

 

(別府駅方面から「ゆふいんの森」号が入線)

 

 共に非電化路線である久大本線豊肥本線では、普通列車気動車で運転されており、キハ200系が主に充当されています。こちらも普通列車としてはサービスレベルが高く、マニアから高い評価を得ています。

 

(大分駅に停車中の「ゆふいんの森」号)

 

 ちなみに、大分駅改札内で買い物ができる貴重な駅として、周り乗車を行うマニアの間で知られていましたが、2024年現在、売店があった場所は改札外から利用するカフェにリニューアルされていました…。代わりに(?)改札内から駅員さんの業務の様子を観察できるガラス張りの事務室が設置されています。私だったらこんな部屋では業務に集中できませんけどね…(笑)。

 

(「ゆふいんの森」号は「あそぼーい!」号よりも一足先に出ていきました)

 

・「あそぼーい!」号に乗車

 大分駅で時間をつぶしていると、私の乗車する「あそぼーい!」号がやってきました。「あそぼーい!」号への乗車は、今回の大回り乗車のメインイベントと言っても過言ではありません。「あそぼーい!」号の指定席が直前になって確保できたので、今回の旅程を組んだのです。

 

(「ゆふいんの森」号に続いて「あそぼーい!」号が入線)

 

 「あそぼーい!」号は、熊本駅別府駅間を豊肥本線経由で結んでいるDS列車で、休日を中心に1往復運転されています。今回は「あそぼーい!」号を大分駅熊本駅間で利用します。「あそぼーい!」号には以前も乗車したことがありますが、豊肥本線内を乗り通すのは今回が初めてです。また、なぜ別府駅熊本駅間ではなく大分駅熊本駅かというと、別府駅熊本駅間が160.km なのに対し大分駅熊本駅間が148 km で、特急券が少し安くなるからです。

 

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 「あそぼーい!」号は少し前に出発した「ゆふいんの森」号に続いて別府駅方面からやってきます。この時間帯は別府駅から2本の気動車特急が発車し、大分駅にやってきます。「あそぼーい!」号を担当するキハ1834両編成は1988年に製造されたものであり、登場から35年以上経過しています。そろそろ引退が見えてくる頃ですが、「ゆふいんの森」号を担当するキハ71系と比べるとまだ若く感じますね(笑)。

 

(横から見てもカッコいい「あそぼーい!」号)

 

 「あそぼーい!」号の予約状況はほぼ満席のはずでしたが、大分駅で乗車したときは空席がちらほら見られました。この後の駅で乗車してくるのでしょうか。大分駅を出発すると、久大本線日豊本線とは別れて、豊肥本線九重連山を登っていきます。私は車内が比較的空いているうちに、車内販売で食料を調達することにしました。

 

(デッキを通って物販カウンターに行きます)

 

 日本全国の在来線特急・新幹線で車内販売が終了する中、JR九州のD&S列車では積極的に車内販売が行われています。また、大回り乗車者にとっては、車内販売は改札内で食料を調達できる貴重な機会でもあります。

 

(車内販売の待合スペース)

 

 お昼過ぎのおやつの時間帯だったのでプリンを注文しようと思ったのですが、すでに売り切れとのことでした…。「あそぼーい!」号は「子供専用特急」をコンセプトにしており、そのコンセプトに基づいて「あそぼーい!」号限定メニューとして「大人プリン」・「こどもプリン」が販売されています。これらは大人気らしく、往路の熊本駅別府駅行きの便で売り切れてしまうようです。

 

(コーヒーとアイスを買いました!)

 

 代わりにアイスクリームとホットコーヒーのセットを注文することにしました。車内販売のアイスクリームは、融けないように硬く冷やされているので、ホットコーヒーで温めるのがおすすめです。特に新幹線の車内販売で売られているアイスクリームは「シンカンセンスゴクカタイアイス」として有名です(笑)。流れる車窓を見ながら食べるアイスとコーヒーは最高ですね!

 

(車窓はダイナミックな感じになってきました)