仙台での夕食は牛タン定食【週末パスで雪の南東北へ⑥】

松島観光でたくさん歩いたので、仙台に戻って牛タン定食を食べました。

 

(仙台名物の牛タン定食)

 

・仙台にて夕食

 日が暮れてきたので仙台に戻ることにしました。帰りは松島海岸駅から仙石線1本で仙台駅まで戻ります。松島海岸駅から仙台駅へは、仙石線40分ほどです。仙石線は駅間が短く、仙台駅までこまめにたくさんの駅に停車していきます。仙台駅で降りるつもりだったのですが、一つ先の終点であるあおば通駅まで行ったほうが宿に近いようだったので、あおば通駅まで乗車しました。あおば通駅は地下駅になっており、地下鉄のような雰囲気ですね。

 

(あおば通駅の雰囲気は地下鉄そのものです)

 

 宿に荷物を預けて、晩御飯を食べることにしました。仙台で晩御飯といえば、そう、牛タンですね!というわけで私も牛タンを食べに行くことにしました。幸いにも宿の近くに何件か牛タンを食べられるお店があります。

 仙台で牛タンが名物になったのは、戦後の食糧難の時代に焼き鳥屋で提供されたのが始まりといわれています。戦後すぐのころは、飲食店の中でも比較的手軽な焼き鳥屋さんがたくさんあったそうです。焼き鳥屋さんといっても、食料のない時だったため、豚も牛も焼いて出していました。たくさんの焼き鳥屋さんで牛・豚・鶏の肉を焼いて出すと、肉を焼いて出すだけなのでほかのお店と差別化が難しくなってしまいます。そんな時、「太助」の初代である佐野啓四郎氏が、何とか差別化をしようと牛タン焼の提供を始めました。これが仙台名物牛タン誕生の瞬間だそうです。ちなみになぜ牛タン焼を出そうとしたかというと、牛タンを煮込んだタンシチューの味に感動した佐野氏が、何とか短時間でおいしい牛タンを提供しようと考え、焼いて出したのだそうです。ちなみに牛タン焼についてくるテールスープもこの時に開発されたそうです。

 

(元祖牛タン定食屋の「太助」さん)

 

 というわけで、せっかくなので「太助」で牛タンを食べることにしました!牛タン焼発祥の店ということで混んでるかなと思いましたが、18時台と早めの時間に行ったので無事に入ることができました。早速牛タン焼定食を注文します。キッチンで焼かれる牛タンのに置いたカウンターまで漂ってきて食欲をそそります。牛タン焼、スープ、ごはんのシンプルなメニューですが、やはり元祖の牛タン焼はおいしいです!一食分としてもちょうど良い量で満足できました!私が入ったときはまだ空いていましたが、19時に近づくとどんどんお客さんが入ってきて、はやり人気店なようです。店を出るときには満員状態になっていました。予約は受け付けていないとのことなので、時間や時期を見計らってはいるのがおすすめです。宿に戻って早めに就寝し、明日に備えます。