ロープウェイで手軽に身延山登頂【日帰り身延線の旅④】

身延山の山頂へはロープウェイで数分で行くことができます。ロープウェイ乗り場までも、スロープカーが整備されており、これを使うと私のように苦労して菩提梯を上らずに済みます。

 

(山頂からの眺め、左下には身延線のライバルである中部横断自動車道が見える)

 

・ロープウェイで奥之院へ

 奥之院へは、本堂から少し奥に行ったところからロープウェイが出ており、気軽に上ることができます。この身延山ロープウェイは、JR九州でおなじみの水戸岡鋭治氏によって、レトロモダンにリニューアルされています。水戸岡さんは全国各地のローカル線のリニューアルも手掛けているのですね。

 

(身延山山頂までロープウェイでひとっとび)

 

運賃は片道860円、往復券が1500円で、往復券を買ったほうが安くなります。また、Webクーポンを印刷して提示すると、100円引きになります。運転間隔は20分ごとで、多客期には間隔が短くなることもあります。

 

(途中反対方向の便と行き違います)

 

 ロープウェイの所要時間は7分で、すぐに山頂駅に着きます。山頂駅の展望台からは、身延の街並みや富士山を眺めることができ、とてもいい景色です。また、反対側からは甲府盆地を見ることもでき、様々な方角の景色を楽しむことができます。

 

(富士山と身延駅周辺)

 

 奥之院にお参りしようと進むと、雪が積もっていました。この辺りは標高が高いだけに、気温が低く雪が解けにくいようですね。奥之院の屋根に白い雪が積もり、いい雰囲気になっていました。

 お参りの後は、山頂駅の食堂でラーメンをいただくことにしました。山頂駅の2階部分は身延庵という食堂になっており、景色を楽しみながら食事をすることができます。私は湯葉塩ラーメンをいただきました。富士山を眺めながらあっさりとしたラーメンをいただくのは最高でしたね。

 

(身延庵の湯葉ラーメンはあっさり!)

 

 ラーメンを食べた後は、ロープウェイで山麓駅に降り、御朱印を受け取って、本堂などを見学させてもらいました。建物の中には日蓮上人の生涯を描いた絵画などがあり、日蓮宗総本山の雰囲気が濃厚に漂っていました。一通り見学して、菩提梯を降りてバスに乗り、身延駅に戻ります。