金波楼は温泉好きなら訪れてみたいスポットです。

(日奈久温泉の金波楼)
・金波楼にて入浴
日奈久温泉では複数の旅館・ホテルが営業していますが、立ち寄り湯にも積極的であり、多くの宿泊施設で日帰り入浴が可能です。中でも金波楼 (きんぱろう) は明治時代に建てられた建物がそのまま残っており、ぜひ立ち寄ってみたい施設です。金波楼の名前の通り、木造3階建てであり、建築当時は周辺でも目立つ高層建築物だったのではないでしょうか。金波楼の立ち寄り湯は平日は15:30~、休日は12時~で、500円で利用することが出来て良心的です。

(金波楼の庭園)
建物の内部に入ると玄関には人力車が展示されており、古い時代の雰囲気が感じられます。また、ギャラリーエリアには古い時代の工芸品や壁掛け電話などの古道具が展示されており、歴史を感じさせます。また、1960年に高松宮殿下がご来館されたときに使用された食器も展示されており、皇族の立ち寄り地としても利用されたことが分かります。

(金波楼の廊下)
温泉はガラス張りの浴室で、浴場から外の日本庭園の様子を見ることが出来ました。また、浴槽には大きな柑橘類が浮いており、これは「晩白柚 (ばんぺいゆ)」と言って、世界最大の柑橘類だということです。晩白柚を浮かせた「晩白柚風呂」は日奈久温泉の名物で、収穫時期には各浴場で晩白柚風呂が実施されています。

金波楼に展示されていた人力車)
・ローカル線と新幹線で帰宅
金波楼の温泉に浸かってすっかり暖まってしまいました。近所にある「日奈久温泉センター ばんぺい湯」にてお土産を物色しました。さきほど浴槽に浮いていた晩白柚が販売されていて目を引きます。「やつしろぼうろ」がおやつにちょうど良さそうだったので購入しました。

(晩白柚)
日奈久温泉駅は有人駅で、昼頃に降りたときには地元の物産が売られていましたが、夕方になると無人になるようで、物販も撤収されてガランとした雰囲気になります。待合室でさきほど買った「やつしろぼうろ」をいただきました。ホームに入ると種田山頭火の人形が置いてありました。彼は地域に愛されているようです。

(種田山頭火がいました)
17時台の便で八代駅に向かいます。入線してきた列車の正面にはオレンジのイラストが描かれていますが、これは晩白柚だったりするのでしょうか…。日奈久温泉駅から八代駅までは10分程度です。日奈久温泉駅も八代市内に位置しています。

(正面に描かれているのは晩白柚?)
八代駅で鹿児島本線の普通列車に乗り換えました。ここまで乗ってきた肥薩おれんじ鉄道の便も1つ先の新八代駅まで直通しており、そこでも乗り換えることが出来ますが、やはり八代駅から乗るお客さんが多いようです。日奈久温泉ではけっこうな距離を歩いて、温泉にも浸かったので、疲れが出て眠たくなってしまいました。気づいたら熊本駅に到着するところで、たくさんのお客さんが乗っていました。やはり熊本市近郊では鉄道需要が大きいのですね。

(八代駅からはJR鹿児島本線に乗車)
往路と同じく普通列車で大牟田駅まで行くこともできるのですが、平日の夕方は熊本駅から帰宅する方が多く乗車されて混雑するので、観光客には利用しにくい雰囲気です。そこで、熊本駅からは九州新幹線を利用することにしました。熊本駅の自動券売機で新鳥栖駅までの自由席特急券を購入します。熊本駅―新鳥栖駅間の自由席特急料金は2010円で済むのですが、博多駅まで買うと料金が上がるため今回は節約して新鳥栖駅までの切符にします。

(熊本駅からは新幹線に乗車)
私が乗車するのは熊本駅18:04初の「さくら」570号です。新幹線ホームに上がると、ホームの反対側に18:20発の「つばめ」330号が停車していました。この列車は熊本駅始発で、熊本駅―博多駅間の通勤需要に応えるために運行されているようです。熊本駅―博多駅間で在来線に乗り換えられるのは筑後船小屋駅、久留米駅、新鳥栖駅ですが、新玉名駅や新大牟田駅から新幹線通勤されるかたもいるのでしょうか。

(自由席特急券2010円也)
私が乗車した「さくら」570号にも通勤客と思われる方が熊本駅からたくさん乗り込まれていました。新幹線の収容力はとても大きいため、それでも立ち客が出ることはありません。「さくら」570号は途中久留米駅に停車し、熊本駅から25分程度で新鳥栖駅に到着しました。新鳥栖駅から長崎本線の在来線に乗り換えるお客さんに混じって私も下車し、帰宅したのでした。

(新鳥栖駅にて下車)