身延線とは【日帰り身延線の旅①】

身延線富士駅甲府駅間を結ぶ路線で、JR東海によって運転されています。青春18きっぷを使う場合、早朝に首都圏を出発して普通電車で甲府駅富士駅まで出れば、日のあるうちに身延線沿線を観光して日帰りで戻ることもできます。

 

(身延線の主力313系)

 

・日帰り身延線の旅

 身延 (みのぶ) 線は富士駅甲府駅間を結ぶ路線です。最近では、アニメ「ゆるキャン△」の舞台になったことで有名ですね (?)。

 

(身延山ロープウェイではパネルを展示して「ゆるキャン△」を推していました!)

 

身延線富士駅富士宮駅は複線ですが、それ以外の富士宮駅-甲府駅間は単線で運転されています。単線区間は急勾配とカーブが連続し、その分評定速度は低くなります。甲府地域と富士川下流域は、富士川の舟運によって古くから結びついており、今でも比較的結びつきが強いようです。そのような背景からか、静岡駅―甲府駅間で特急「ふじかわ」号が17往復運転されています。「ふじかわ」号は静岡駅で東海道新幹線「ひかり」号に接続しており、身延線東海道新幹線沿線から甲府地域へのアクセスも担っています。

 

(身延駅では新幹線光と接続する「ワイドビューふじかわ」号を推していました!)

 

身延線は基本的に富士川に沿って走ります。富士川は富士山と南アルプス (赤石山脈) に挟まれて流れているため、身延線からも富士山や南アルプスの山並みを眺めることができ、車窓はなかなかいい雰囲気です。

 身延線は南端の富士駅東海道線と、北端の甲府駅で中央線と接続しており、首都圏からのアクセスが良好です。早朝に首都圏を出発すれば、日のあるうちに身延線沿線を観光して、その日のうちに帰ってくる周遊旅行を楽しむこともできます。今回は青春18きっぷが1枚余っていたので、日帰りで身延線沿線を観光することにしました。

 

・早朝の中央線を西へ

 今回はできるだけ長く身延線を観光するため、夜明け前に出発します。533三鷹駅発の列車でまずは高尾まで行き、高尾で211系に乗り換えます。

 

(通勤ラッシュ時は込み合う中央線も早朝の下り電車は別世界)

 

E233系から211系に乗り換えると、一気に山岳列車であるかのような雰囲気になります。客層を見ても、高尾までは登山客から徹夜明けの方など、様々な方が乗車していますが、高尾以西は登山客の割合が上がります。高尾駅614発、高尾駅相模湖駅間は異様に長く、この点でも雰囲気が変わったなという気がします。また、高尾駅は東京都ですが、相模湖駅は神奈川県であり、ここでと県境もまたぎます。高尾駅相模湖駅間にはいろいろな境界があるようです。

 

(車窓の富士山が美しい)

 

 ここから甲府駅までは長いですが、もう何度も利用しているので慣れたものです。

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上野原、大月、塩山と進み、この辺りから、中央線は甲府盆地の縁を下っていくようになります。甲府駅には743に到着しました。甲府駅身延線に乗り換えです。ホームにはわかりやすく案内がされていました。床に大きく「身延線」と書かれており、これでは迷いようがありません。身延線普通列車は、JR東海の313系で運転されます。これに乗ると、また雰囲気が変わった気がしますね。

 

(間違えようのない身延線への乗り換え)