鑁阿寺を見た後は佐野ラーメンで昼食【休日おでかけパス境界駅の旅③】

足利学校を出た後は、足利市の氏寺であり、かつ邸宅跡でもある鑁阿寺 (ばんなじ) にお参りしました。その後は、お昼時になったので、佐野駅に移動して佐野ラーメンを食べました。

 

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(足利駅に入線する211系)

 

・日本百名城鑁阿寺 (ばんなじ) へ

 足利学校を見物した後は、近くにあるもう一つの史跡である鑁阿寺 (ばんなじ) に向かいました。足利学校鑁阿寺周辺は古い街並みが保存されていてなかなか趣があります。鑁阿寺はれっきとしたお寺ですが、「日本百名城」にも指定されています。これは、鑁阿寺が足利氏宅跡だからです。また、鑁阿寺は足利氏の氏寺でもあり、足利氏とゆかりの深いお寺です。現在でもお寺の四方には堀がめぐらされており、武士の館の面影を残しています。

 

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(鑁阿寺に入るには橋でお堀を渡ります)

 

 実は鑁阿寺を訪れるのは2回目で、前回は夕方に来たので閑散としていましたが、この日は七五三の行事もあって、とても賑やかでした。時間もあるのでゆっくりと見てまわることにします。お寺の境内には庭園もあり、紅葉している木もあってきれいでした。鐘楼は鎌倉時代の創建で、国の重要文化財に指定されています。戦前は国宝であり、鐘は戦争中の金属供出も歴史資料として免れたというなかなかすごいものです。

 

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(鎌倉時代創建の鐘楼)

 

 鑁阿寺は鐘楼や経堂などが国の重要文化財であり、本堂は国宝に指定されています。本堂では七五三の行事が行われていました。国宝で行われる七五三なんて憧れますね。

 

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(庭園はほんのりと紅葉していました)

 

 鑁阿寺を出て、あたりをぶらつきながら、足利駅に戻ります。日中の両毛線は1時間に1本なので、うまく時間調整することが重要です。途中、「足利まちなか遊学館」に立ち寄りました。ここでは、足利銘仙を作る機織機など、足利にまつわる物産を見ることができます。ここで少し休憩させてもらい、12:43発の電車に間に合うように、足利駅に戻りました。

 

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(足利まちなか遊学館では、足利市の機織について展示されていました)

・佐野ラーメンで昼食

 「休日おでかけパス」では、足利駅よりも西側 (高崎駅方面) に向かうことはできないので、小山駅方面に戻るしかありません。足利駅から3駅戻って、佐野駅に向かいました。佐野駅12:57、足利駅から佐野駅までは15分です。佐野駅は、東武佐野線との乗換駅であり、駅舎も新しめの橋上駅舎です。跨線橋の上に改札口があり、同じく橋の上に改札がある東武線と乗り換えることができます。東武足利市駅伊勢崎線系統であり、本線系統の立派さがありますが、東武佐野線伊勢崎線から分かれる支線であり、両毛線と似た雰囲気です。ただし東武佐野線には特急「りょうもう」が1往復直通しており、佐野駅にも停車します。

 

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(ラーメンと餃子!)

 

 佐野といえば佐野ラーメンということで、昼食に佐野ラーメンを食べることにしました。Google map で検索すると、駅前にもたくさんのお店がヒットしたので期待できそうです。実際に、駅前を歩くとラーメン屋さんが何店舗かありました。観光客向けというよりは、地元客向けの地域密着のお店が多いようです。その中の1つ、「優華」さんに入り、ラーメンと餃子を注文しました。ラーメンは醬油ベースのあっさり系で、とても食べやすかったです。餃子の濃い味との対比がまた格別でした。ラーメンと餃子でお腹一杯になり、午後もたくさん歩けそうです。また1時間後の電車に乗り、13:57に佐野駅を出発します。

 

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(佐野駅の反対側は佐野城址になっています)