2020年1月、「機動戦士ガンダムスタンプラリー あなたならできすわ。」に参加しました。まずは中央線の西側からスタートし、山手線を反時計回りに回ります。
(全駅達成を祈願してスタート！渋谷駅にて撮影)
・中野駅からスタート
例によって、中央線の中野駅以西は別日にスタンプを押していたので、当日は中野駅でスタンプを押し、さらに「休日おでかけパス」を買ってスタートしました。8：25中野駅のスタンプを押します。中野駅は「ハイザック」でした。ハイザックは「機動戦士Zガンダム」に登場するモビルスーツで、見た目はジオン軍のザクⅡですが、地球連邦軍のモビルスーツで、一年戦争後にジオン軍の技術を取り入れて設計されました。ジオン残党軍のザクと交戦するときに、見間違えたりしなかったのでしょうか…。
(中野駅は「ハイザック」。ザクと言えばジオン軍ですが、「ハイザック」は地球連邦軍のモビルスーツです)
東中野駅は不参加だったので、スキップして、大久保駅、新宿駅とスタンプを押します。新宿駅では、行列ができていました。1日を通して、新宿駅、品川駅などの大きな駅では行列ができていました。これらの駅では、スタンプが複数設置されている場合が多く、回転が速いので実際に並んでいる時間は少しでした。
代々木駅は、後で御茶ノ水・四谷方面から中央線を回るときに押すことにしてスキップし、原宿駅のスタンプを取ります。原宿駅は「マチルダ・アジャン」でした。マチルダさんは、補給部隊所属の士官で、一年戦争時にホワイトベースに補給物資を届けました。原宿駅では、駅改良工事が進んでおり、現行ホームの対岸に新しいホームが作られているところでした。
渋谷駅は「フォウ・ムラサメ」です。「フォウ・ムラサメ」は「機動戦士Zガンダム」に出てくるキャラクターで、人工的に作られたニュータイプ (=強化人間) です。巨大な「サイコガンダム」に乗って、ニューホンコンの街を破壊していました。スタンプ台はメインの中央口やハチ公口ではなく、新南口に設置されています。
(渋谷駅の案内はインパクト強めです)
新南口は埼京線・湘南新宿ラインホームの方にあり、これは山手線ホームとずれた位置にあるので、山手線から行くには、ホームの端から端までを歩かなくてはなりません。長い道のりですが、渋谷駅の駅員さんが、退屈しないようにいろいろな案内を掲示してくれていました。2018年のスタンプラリーの時は、渋谷駅は「ザクレロ」で、この時も面白い仕掛けが用意されていました。渋谷駅はこのようなスタンプラリーに熱心なようです。渋谷駅も駅改良工事の真っ最中で、最終的に山手線ホームと埼京線・湘南新宿ラインのホームが横並びになる予定です。
(「おだてないでください」)
渋谷駅の案内が面白いので、スタンプを押した後、再び山手線ホームまで戻ります。効率的に回りたい場合は、渋谷駅で埼京線・湘南新宿ラインに乗って恵比寿駅まで移動するという手もあります。
恵比寿駅は、山手線と埼京線・湘南新宿欄のホームが横に並んでいます。恵比寿駅は「ヤザン・ゲーブル」でした。「ヤザン・ゲーブル」も、「機動戦士Zガンダム」のキャラクターで、ティターンズのパイロットです「ハンムラビ」をはじめ、様々なモビルスーツを乗りこなして、主人公の「カミーユ・ビダン」に対峙します。恵比寿駅にも、「ヤザン愛」の伝わってくる掲示がありました。
(敵役が魅力的なこともガンダムの人気の理由の一つです)
恵比寿駅ではE251系を見かけました。こちらは2020年3月のダイヤ改正で、E261系に置き換えられると噂されています。E251系が見られるのもあと少しかもしれません。
(E261系が見られるのもあと少しでしょうか)
山手線を南下し、目黒駅、五反田駅、大崎駅と回ります。品川駅は「エマ・シーン」でした。みどりの窓口の側面に、大々的に宣伝されていました。「エマ・シーン」は「機動戦士Zガンダム」のキャラクターで、元々はティターンズの士官でしたが、その方針に疑問を抱き、エゥーゴに転向します。劇終盤では、ガンダムMkⅡで壮絶な最期を遂げます。なんだか、「機動戦士Zガンダム」の解説記事みたいになってますね…。本記事では、スタンプ台のキャラクターについても紹介していきます！
(「機動戦士Zガンダム」には女性パイロットが多数登場します)
・品川駅から京浜東北線へ
品川駅からは京浜東北線に乗り換えます。大井町駅では、NewDays で買い物し、オリジナルステッカーをもらいました。今回のスタンプラリーでは、9駅達成、かつ、ゴール店舗で500円以上の買い物をし Suica で決済をすると、「オリジナルス名シーンカード」がもらえます。今回は「全駅達成」を目指しますが、この「オリジナル名シーンカード」集めとグルメラリーにも挑戦します。
(カミーユの顔芸)
先程代々木駅をスキップしましたが、これも「オリジナル名シーンカード」を集めるためでした。代々木駅もゴール店舗なのですが、この時点では9駅達成していなかったので、後で9駅達成してから改めて訪れる算段なのです。
(ブライトさんは宇宙世紀シリーズ皆勤賞！様々な若者を導いています)
次の大森駅のスタンプは「ブライト・ノア」です。ブライトさんは一年戦争時、もともと見習士官でしたが、ホワイトベースの正規クルーのほとんどが戦死してしまい、成り行きで艦長になり、クルーをまとめます。ブライトさんはその後、「機動戦士Zガンダム」で描かれるグリプス戦役では「アーガマ」の艦長、「機動戦士ガンダムZZ」で描かれえる第1次ネオジオン戦役では「ネェル・アーガマ」の艦長、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」で描かれる第2次ネオジオン戦役 (シャアの反乱) ではロンドベル隊長官、兼「ラーカイラム」艦長、「機動戦士ガンダムUC」で描かれるラプラス事件でも同じくロンドベル隊長官、兼「ラーカイラム」艦長を務めています。すなわち、宇宙世紀を描いたガンダムシリーズに皆勤しているわけです！
(大森駅で優雅にブランチ！？)
大森駅のベックスコーヒーもゴール店舗になっており、ここでモーニングセットを食べて休憩しました。朝食は家でしっかり食べてきたのですが…。おかげで、大井町駅で買ったトルティーアとサンドイッチを食べるタイミングを失ってしまいました…。
(坊やなのですぐに満腹になってしまいました)
次の蒲田駅で折り返して、町田駅に向かいます。品川駅―田町駅間には、2020年3月から高輪ゲートウェイ駅が開業し、2020年1月現在でも駅舎はほぼ完成していましたが、今回のスタンプラリーには不参加です。開業前なので当たり前ですね。田町駅、浜松町駅とスタンプを押して、浜松町駅からは東京モノレールに乗ります。
(シロッコはなかなかのイケメンです)
・東京モノレールは「機動戦士ガンダムUC」エリア
東京モノレールは、羽田空港と浜松町駅を結ぶ交通機関です。私は、羽田空港へ行くときはいつも、京急線を使っているので、東京モノレールに乗るのはかなり久しぶりです。この日は晴れていたこともあり、モノレールから見える景色がとてもきれいでした。
(レインボーブリッジでしょうか)
晴れた日の昼間に羽田空港に行くときは、東京モノレールがおすすめかもしれません。浜松町駅から天王洲アイル駅までは1駅ですが、駅間はかなり広いです。天王洲アイル駅はりんかい線との乗換駅ですが、利用者はそれほど多くありませんでした。天王洲アイル駅で降りた人は、ほとんどがスタンプラリー参加者でした。スタンプ台の前には長い行列ができていました。
(「機動戦士ガンダムUC」は最新作で知名度が高いためか、スタンプ台の行列も長かったです。少ない列車に参加者が集中するからかもしれませんが)
天王洲アイル駅のスタンプは「ユニコーンガンダム/バナージ・リンクス」でした。バナージ・リンクスは「機動戦士ガンダムUC」の主人公で、ユニコーンガンダムはバナージの搭乗機です。今回のスタンプラリーでは、基本的に1駅あたり1人のキャラクターか１つのモビルスーツですが、東京モノレール線だけはキャラクターとモビルスーツがセットになっており、「機動戦士ガンダムUC」のキャラクターで固められています。お台場に等身大のユニコーンガンダムが配備されていることと関係があるのでしょうか。
東京モノレールは日中、12分ヘッドのパターンダイヤになっているようで、普通、区間快速、空港快速が1本ずつ運転されており、なかなかの高頻度運転です。天王洲アイル駅ではかなりの行列でしたが、それでもあまり待たずに次の区間快速に乗ることができ、羽田空港国際線ビルに向かいました。この駅のスタンプは「クシャトリヤ/マリーダ・クルス」です。
(マリーダさんもクシャトリヤもかっこいいですね)
マリーダさんは、孤児としてさまよっているところをジンネマン隊長に助けられ、「マリーダ・クルス」と名付けられました。その正体はネオジオン軍のクローン人間である「プルシリーズ」であり、「プルトゥエルブ」とも呼ばれていました。そのため、マリーダさんは強いニュータイプ特性を持ちます。「クシャトリヤ」はニュータイプ専用のモビルスーツであり、第１次ネオジオン戦役時最強のモビルスーツと言われた「クィン・マンサ」の後継機です。羽田空港国際線ビル駅では、これから飛行機に乗ると思われる外国人観光客の方が、スタンプ台の前で記念撮影していました。ガンダムシリーズが「クールジャパン」の一角を担っていると思うとうれしいものです。
再びモノレールに乗って、羽田空港第1ビル駅に移動します。スタンプは「シナンジュ/フル・フロンタル」でした。
(フル・フロンタルはシャアを彷彿とさせます。というか、記憶も声もシャアなので、もはやシャアです)
フル・フロンタルは、ネオジオン残党軍「袖付き」の首魁であり、ジオン軍の英雄であるシャア・アズナブルの記憶を移植されています。羽田空港第1ビル駅には、東京モノレールのジオラマがあります。いつもは改札の外側から見るだけでしたが、改札内から見てみると、こちら側からしか見られない地下部分の構造を見ることができました。また、お台場に配備されているガンダムも再現されていました。
(ガンダムの背中)
ここから空港快速に乗って、一気に浜松町駅に戻りました。東京モノレール線内の3つのスタンプを取るのに、1時間以上かかってしまいました。やはり、運転間隔が広いと回るのに時間を食ってしまいます。山手線や中央線のありがたさを実感することができますね。
(羽田空港にはたくさんのバスが停まっていました)
