鳴門大橋の上と下からうずしおを観察【四国満喫きっぷの旅4日目③】

鳴門のうずしおは圧巻です。ただし、潮の満ち引きの時間をよく見て、うずしおが最もできやすい時間帯を選んで見学することが重要です。

 

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(遊覧船は渦潮に突っ込んでいくのが売りです)

 

・橋の上と船の上から渦潮を見物

 大塚国際美術館から鳴門公園までは徒歩15分ほどで移動することができます。実をいうと、大塚国際美術館は国立公園である鳴門公園の中にあり、そのために建設許可を得るために何年もかかったそうです。したがって、私の移動は単に鳴門公園の中を散策しただけとも言えます…。展望台から鳴門大橋を見物しました。世界最長のつり橋は明石海峡大橋ですが、この鳴門大橋もなかなか立派なつり橋です。

 

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(鳴門大橋は立派で、多くの方が記念撮影していました)

 

 鳴門大橋は道路橋ですが、もともとは上部が道路橋、下部が鉄道橋として設計され、現在でも鉄道用のスペースが残されています。将来的には鳴門と淡路島を結ぶ鳴門大橋と、淡路島と兵庫県を結ぶ新しい橋を通って、四国に新幹線が直通する計画なのでした。しかしながら、バブル崩壊の影響で建設費を圧縮するために、淡路島と兵庫県を結ぶ明石海峡大橋は道路橋として建設され、もはや鉄道を通すことはできません…。その代わり、鳴門大橋の鉄道橋部分には現在、人間が入れるようになっています。その名も、大鳴門峡遊歩道「渦の道」です。

 

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(鳴門大橋の下部には鉄道用のスペースが残されています)

 

 「渦の道」の入場料は510円ですが、渦潮を見るための遊覧船とのセット券も発売されており、少し安くなります。渦潮を見学するならこちらがおすすめです。「うずしお観潮船(大型船)」とのセット券が2030円、「うずしお汽船(小型船)」とのセット券が1850円です。私は大型船とのセット券を購入しました。「渦の道」は鳴門大橋の下側、元鉄道用スペースが遊歩道として整備されており、渦潮が見えるところまで 450 m を歩くことができます。

 

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(ガラス張りになっている床面から渦潮を観察することができます)

 

床面がガラス張りになっているところもあり、なかなかのアトラクションです。ちょうどいい時間帯だったので、渦潮がばっちり見えました。渦潮は潮の干満によって生じるため、いい渦潮を見るためには満潮干潮の時刻を知ることが重要です。「渦の道」のホームページなど、各種ページで渦潮観察に最適な時刻が公開されています。

 

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(ピーク時刻には立派な渦潮を見ることができます)

 

 橋の上から渦潮を観察して、もっと近くで見た意欲も高まってきたので、遊覧船乗り場に移動します。船着き場までの送迎バスが遅れ気味で、最終の船に乗れるかどうか怪しかったのですが (実際、本来の最終便の時刻には間に合いませんでした…)、GW中で臨時便が運行されたのか、船のダイヤが乱れていたのか、(単純に私の調査に漏れがあったのか…、) とにかく事前に調べていた時にはなかった便に乗ることができました。

 

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(潮見客を満載して帰ってきた遊覧船)

 

 港で待っていると遊覧船が入港してきましたが、その船には多くの観光客が乗っていました。GW中で人出が多いようです。私が乗った便は最終便ということもあり、超満員というわけではありませんでしたが、それなりに賑わっていました。だんだん日が傾いてきて、その中で見る渦潮もまた、先程と違って見えて印象的でした。

 

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(船からは渦潮を間近で見ることができます)

 

遊覧船は渦潮に突っ込んで渦潮の流れに身を任せてしまいます。私が乗ったのは大型船なのでまったく怖くありませんでしたが、小型船だと怖いかもしれませんね。また、帆船も渦潮の流れに流されていました…。

 

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(帆船も渦潮に突っ込んでいきます)