青春18きっぷで日帰り旅行 (ムーンライト信州→長野・新潟・群馬を巡る旅③)

上越線土合駅で途中下車し、土合駅谷川岳を散策しました。また、水上駅では水上温泉に浸かり、普通車グリーン席で東京に帰ってきました。

 

f:id:tyoutyouuo:20180907122227j:plain

(土合駅は三角屋根が特徴的です)

 

・越後湯沢→土合

 14:55越後湯沢着。越後湯沢でトイレ休憩を取りましたが、なんだかエキナカ (と言ってもほとんどは改札外でしたが) が充実しており楽しそうな雰囲気でした。乗り換え時間が迫っていたので足早にホームに戻ります。15:08越後湯沢発。これから乗る上越線の越後湯沢―水上間は、かつては関東から新潟に向かう特急列車が多数通っていましたが、今では直通する列車が極端に少なくなっています。現在この区間を直通する列車は1日に6往復しかありません。今回の旅程を組む際にも、この区間をいつ抜けるかがポイントになりました。15:08発を逃すと次は17:51発、1本前だと12:13発で、スノーラビットとの接続を考えると15:08発が最も効率的なのです。15:34土合着。本数の少ない区間ですが、ここで途中下車します。

 

f:id:tyoutyouuo:20180907120224j:plain

 (上越線のE129系電車。土合駅にて。上り線は何の変哲もないホームだが…)

 

谷川岳土合駅を散策

 土合駅谷川岳への登山口になっています。この時間から登山するのか?と思う方もいるかもしれませんか、谷川岳山頂まではロープウェーとリフトで行くことができます。次の列車は3時間後なのでここで谷川岳を登ってみることにしました。土合駅からロープウェーの土合口駅 (谷川岳ベースプラザ) までは徒歩で20分。途中ヘアピンカーブがいくつもあり、山道感をかもし出しています。

 

f:id:tyoutyouuo:20180907120457j:plain

(見事なヘアピンカーブ!)

 

ロープウェーは往復で2060円、リフトとのセット券もありますが、時間的にリフトに乗るのは厳しそうなので今回はロープウェーだけにとどめます。ロープウェーは3分間隔で運行しており、着いたタイミングで待たずに乗ることができます。山頂の天神平駅までは片道15分。ここからさらにリフトに乗って上に向かうこともできます。天神平にはレストランとお花畑が整備されていて、散策を楽しむことができます。この時期はニッコウスゲがきれいに咲いていました。山頂の景色とニッコウスゲを写真におさめてさっさと下山します (と言ってもロープウェーに乗るだけですが)。

 

f:id:tyoutyouuo:20180907120644j:plain

(ニッコウスゲ)

 

f:id:tyoutyouuo:20180907120806j:plain

(山頂からの展望)

 

往路は徒歩で登って帰りはロープウェーで楽々下山という方もいらっしゃるようです。土合口に帰ってきたのが17時前、閉店間近の売店「群馬のはちみつリンゴワッフル」を買って、土合駅に戻りながら食べました。たくさんエネルギーを消費したので補給というわけです。

 

f:id:tyoutyouuo:20180907120908j:plain

(ブレッブレですいません…)

 

17:20ごろに土合駅に到着、次の電車は18:16発なのであと1時間ほどあります。さて、あと1時間何をしようか…。土合駅を散策します。

 土合駅「日本一のモグラ駅」で有名です。上り線は地上にあって普通の田舎駅という感じですが、下り線は地下深く、トンネルの中にあります。ホームから改札に出るには486段の階段を上らなくてはなりません。

 

f:id:tyoutyouuo:20180907121030j:plain

(土合駅。特徴的な駅舎です。)

 

f:id:tyoutyouuo:20180907121016j:plain

(自ら名乗る「日本一のモグラ駅」)

 

せっかく土合駅にいるのだからこれを体験しない手はありません!ということで階段を降ります。下りはそれほどの苦行ではありません。また、地下ホームに降りるととても涼しい!地上の暑さがウソのようです。しばらくここで涼んで、発車時間が近づいてから上りホームに向かうことにしました。下りが余裕だったので上りも大丈夫だろうとたかをくくっていましたが、やはり途中で息が切れてしまいました。

 

f:id:tyoutyouuo:20180907121250j:plain

(地下ホームから階段を望む。改札に出るには486段の階段を登らなければなりません。徒歩10分強というところでしょうか。)

 

・土合→水上、水上温泉

18:16土合発。ちなみにこれが土合駅上り最終電車です。これを逃したらどうするので主かね… (バスに乗りましょう。この辺りはバスの方が本数が多く、バスで水上まで出れば何とかなります)。18:28水上着。水上にはSLみなかみ号がやってきますので、各所でSLがアピールされていました。水上駅には転車台もあるのでより本格的なSLを楽しめるのが魅力でしょうか。ちなみに土合駅で下車せずに15:46水上着、15:53水上発、16:31渋川着と乗り継げば、16:36渋川発のSLみなかみ号に間に合って、17:13高崎着まで30分ほどSLの旅を楽しむことができます。SLみなかみ号は運転日が限られているので乗車したい方はよく確認しましょう。

 

f:id:tyoutyouuo:20180907121510j:plain

(水上駅は現代的な駅舎です)

 

f:id:tyoutyouuo:20180907121514j:plain

(SL押しがすごい!)

 

水上では温泉に入りました。なんといってもここは水上温泉、温泉につからない手はありません。このあたりの旅館の温泉は宿泊客向けのものが多いですが、「ふれあい交流館」でしたら、日帰りで浸かることができます。水上駅からふれあい交流館までは徒歩15分。次の電車は19:33発なので、温泉での滞在は30分ほどでしょうか。少し駆け足ですが、入湯料は570円でとてもお得。ここで旅の汗を流してさっぱりすることができました。

 

f:id:tyoutyouuo:20180907121652j:plain

(ふれあい交流館。いいお湯でした。)

 

・水上→新前橋→東京

19:33水上発。乗車したのは211系電車。私が乗車した車両は誰もいなくて途中駅まで貸切状態でした。いいのやら悪いのやら…。この車両はロングシート車ですが、トイレの隣だけクロスシートが設置されていました。その意図は不明です…。

 

f:id:tyoutyouuo:20180907121823j:plain

(211系電車。写真はふれあい交流館に向かって歩いている時に撮ったものです。)

 

f:id:tyoutyouuo:20180907121811j:plain

(謎のクロスシート…)

 

20:27新前橋着。この電車は高崎まで行くので、そこで乗り換えてもよいのですが、新前橋で乗り換えることで快適なグリーン車に10分ほど長く乗車することができます。20:34新前橋発、ということでここからは普通列車のグリーン席で東京まで帰ることにしました。途中、高崎で駅弁を買って夕食にしようと思っていたのですが、夜遅くて駅弁屋はすでにしまっていました…。22:51東京着。0時前に最寄り駅に帰って、約24時間で長野・新潟・群馬を堪能することができました。風前のともし火ともいわれる「ムーンライト信州81号」ですが、長く続いてほしいものです。

 

f:id:tyoutyouuo:20180907122024j:plain

(駅弁がなかったので、代わりに栗饅頭を奮発しました。)

 

f:id:tyoutyouuo:20180907122029j:plain

(ムーンライト信州は神列車!)