青春18きっぷで日帰り旅行 (京都発 金沢を観光)

お正月休みに関西に帰省した折り、青春18きっぷが余っていたので、これを使って金沢まで行ってきました。関西 - 金沢は青春18きっぱーにはお馴染みのものらしいですが、東京暮らしが長い私にとっては目新しいものでした。今回は冬の金沢でしたが、金沢はどの季節でも楽しめる街だと思います。また、2022年に北陸新幹線敦賀まで延伸されて在来線が経営分離されると、金沢まで青春18きっぷで行くことはできなくなるかもしれません。そうならないうちに「青春18きっぷで金沢観光」皆様もいかがでしょうか。

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 08:18京都→12:48金沢

金沢観光

16:31金沢→20:42京都

 

08:18京都→12:48金沢

08:18京都→09:50敦賀

09:53敦賀→10:47福井

11:13福井→12:42金沢

京都からは新快速敦賀行に乗車。この電車は京都駅0番線からの発車、京都駅で東海道線経由米原行と解結して前側だけが湖西線経由敦賀行になります。このスジは青春18きっぱーの鉄板ルートと聞いていたので満員だったらどうしようと思っていましたが、大津京あたりで無事に座れました。新快速なのでビュンビュン飛ばしていると途中から雪景色になりました。雪を見ると旅感が高まります。

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(湖西線の車窓がなかなか幻想的でした。雪景色ですが地元民はこの程度では積もったとは言いません。)

 

 

途中福井駅で乗り継ぎが25分ほどあったので改札を出てみました。青春18きっぷなので改札の出入りも自由です。北口にはなんと恐竜がたくさんいました。この辺りは恐竜の化石が出たことで有名とのことです。今回は金沢が目的地ですが、福井県も見どころがたくさんありそうですね。北口は恐竜一色に整備されていましたが、南口は工事の真っ最中でした。2022年に北陸新幹線の金沢 – 敦賀間が開業するということで、そのための工事をしているようです。また、福井駅で昼食用にますの寿司を購入しました。このあたりの電車は転換クロスシートなので普通電車でも駅弁を広げられる雰囲気です (本人の精神力にもよると思います)。車内で昼食をとることで金沢観光の時間を延ばすことが出来ます。ますの寿司は北陸線ののどかな景色を見ながらおいしくいただきました。

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(福井駅の壁からは恐竜が飛び出していました)

 

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 (壁画だけでなく立派なモニュメントもありました。)

 

金沢観光

14:42金沢着。今回まわる予定の21世紀金沢美術館と兼六園はどちらも駅の南側にあります。

https://www.kanazawa21.jp/

http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/

 

南口はドーム屋根になっており、写真でよく見かける立派な門がありました。これは鼓門というそうで、金沢の伝統芸能である加賀宝生の鼓をイメージして作られたものだということです。

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(金沢駅「鼓門」)

金沢はレンタサイクルでまわることにしました。今回利用した「まちのり」というサービスでは、基本料金200円、デポジット800円で自転車を借りることが出来ます。21か所のサイクルポートで自転車の貸出・返却ができ、1回の利用が30分を超えるとデポジットから追加料金を徴収されます (30分以内なら追加料金なし)。

http://www.machi-nori.jp/lineup/

 

レンタサイクルでまずは21世紀金沢美術館に移動。ここにもサイクルポートがあります。美術館の前は大きな広場になっていました (というかここにも展示物があり、美術館の一部を構成しているようです)。広場で少し遊んで中へ。中に入ると見慣れないエレ

ベーターがありました。油圧式エレベーターというもので。上に滑車が付いていません!これも展示物の1つという感じでした。乗ってみましたが、いつも使うやつよりも揺れが大きいような…。でもよい思い出になりました。美術館は無料ゾーンと有料ゾーンがあり、かの有名なプールは有料ゾーンにあります。入場券を買おうとしましたが、長い行列が出来ていたので今回はあきらめることに。

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(21世紀金沢美術館が誇る油圧式エレベーター)

 

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(プールの地上部には無料で入ることが出来ます。)

 

美術館を後にして兼六園にむかいました。兼六園へ行くには金沢城兼六園の間に挟まれた坂道を登ったのですが、まるでお堀の底を進んでいるようでした (どうやら本当にお堀を道にしたようです)。兼六園で再び自転車をポートに停めます。こまめに停めることで追加料金を節約する戦略です。ちなみに、「兼六園」とは「宏大、幽邃、人力、蒼古、水泉、眺望の六つの景勝を備えた庭園」という意味だそうです。兼六園を回ってみると確かに変化に富んでおり、いろいろの景色を楽しむことが出来ました。

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(兼六園の「雪吊り」、これで木に雪が積もって枝が折れるのを防ぐ。)

 

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(兼六園の中の小山の上から)

 

兼六園を出たとことでみぞれが降ってきました。茶屋に入って休憩することに。金沢は和菓子も有名です。大きな城下町だったところは和菓子がおいしい場合が多いです。金沢もその一例でしょう。和菓子を食べた後もみぞれがやまなかったので自転車を乗り捨ててバスで金沢駅に戻ることにしました。金沢駅でお土産や帰りの電車で食べる和菓子を調達して電車に乗り込みます。

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(お茶屋さんで和菓子を頂きました。)

 

16:31金沢→20:42京都

16:31金沢→19:06敦賀

19:06敦賀→19:44米原

19:47米原→20:42京都

金沢から敦賀行き普通に乗車。福井での乗り換えがないという面では行きよりも楽ですが、2時間半の乗車は疲れました。北陸本線特急街道なので、途中特急列車に何本も追い抜かれました…。

さて、敦賀からはしらさぎ64号に乗車。「青春18きっぷの旅」と言っておきながら、ここでは青春18きっぷを使っていません。上級者の皆様には説明するまでもないですが、青春18きっぷで乗れるのは普通列車 (と乗車券のみで乗れる快速列車) のみで特急券が必要な列車には乗車できません。その分は乗車券と特急券が必要になります。敦賀 - 米原間では俗にいう「ワープ」と呼ばれることをしました。北陸線のこの区間では普通列車が少なく、乗り継ぎも特に考慮されていないことがあるため、移動に時間がかかります。特急を利用することで移動時間を大幅に短縮することが出来ます。敦賀 - 米原間は45.1 km で1590円 (乗車券840円 + 自由席特急券750円) とそれほど高くありません。また、自由席でも十分座ることが出来ました。米原までは30分ほどの乗車。この間に金沢で買ったお菓子を食べ、強行軍の良い休憩になりました。

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(敦賀からは特急しらさぎ64号に乗車。これで宇宙空間をワープします。)

 

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(しらさぎ64号の中ではおしゃれな和菓子を頂きました。)

 

米原到着が少し遅れたので、急いで新快速に乗車。これで20:42に京都に着くことが出来ます。ちなみに、しらさぎ64号を使わないとすると、

17:15金沢→18:51福井

18:57福井→19:48敦賀

19:52敦賀→20:41米原

20:54米原→21:48京都

という経路になります。私が使った19:06敦賀着の電車でも敦賀発の普通は19:52になります。どちらを選ぶかは好き好きです。

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