帰省ついでに「東海道線ぶらり途中下車の旅」-復路 (大津→東京)

今年も春の青春18きっぷ期間がやってきました。冬の青春18きっぷ期間では、往路に続いて復路でもこの切符で帰省+途中下車して観光をしましたので、旅の様子を紹介したいと思います。

 

tyoutyouuo.hatenablog.com

tyoutyouuo.hatenablog.com

tyoutyouuo.hatenablog.com

今回は朝に大津を出て昼頃にどこかで観光、夜のまともな時間には東京に着くという流れで行くことにしました。これまでに清水の東海大学付属海洋博物館、掛川城新居町新居関所蒲郡竹島水族館、名古屋のJR東海リニア・鉄道館、名古屋港水族館は訪れています (水族館が多いのは趣味です、帰省のたびにどこかで途中下車するので結構いろんなところで観光しています…)。また、往路では島田と弁天島で観光していますので、今回はどこで途中下車しようかけっこう悩みました。近頃はレンタサイクルを利用するということを覚えましたので、自転車を借りられるところを探したところ、静岡県の藤枝という街が浮かび上がってきました。立ち寄りスポットが決まったところで、いざ出発!

 

09:03大津→12:24豊橋

 

09:09大津→09:47米原

09:56米原→10:31大垣

10:41大垣→12:08豊橋

 

大津から米原まではJR西日本が誇る新快速で40分強、速いです。と言っても、滋賀県内は普通 (各駅停車) と新快速の2種別しかありませんが。速いのは線形がよいからというのもあるでしょうか。新快速の最高速度は時速 130 km です。

米原-大垣は峠越えの区間で、編成も短くなります。この日は帰省シーズンということもあり、新快速から継続して乗車するお客さんで満員でした。ちなみに土休日なら新快速や特別快速が米原から豊橋まで直通しています。ああ、なんで今日は土休日ダイヤじゃないんだ…。

大垣からは再び8両編成 (たぶんそうだったと…) と長くなり、余裕をもって座ることが出来ました。大垣からは快速電車を使えば、愛知県内を効率よく走破できます。ちなみに名古屋で降りないのがポイント。名古屋ではたくさんの乗降があるのでここで途中下車すると次に乗るときに座席を確保できないことがあります。逆に名古屋までで座れていない場合は、名古屋で降りるお客さんの座席を狙いましょう。

 

 

豊橋12:24→藤枝14:03

 

豊橋12:24→浜松12:58

浜松13:10→藤枝14:03

 

豊橋で16分の乗り換えでしたが、ここは折り返しの駅なので、たいてい電車が早めに入線しています。今回もそうだったので、発車前の車内で持たせてもらったお弁当を食べました (お母さんありがとう) 。豊橋駅は駅中の店舗が充実しているので、お弁当がなくてもここでお昼を調達するつもりでした。どちらにしても豊橋駅で昼食というのが僕の中での鉄板ですね!ちなみに、稲荷寿司弁当がおすすめです。また、浜松-熱海間は基本的にロングシート車なので、クロスシートで落ち着いてお弁当を広げられるのは豊橋-浜松間が最後のチャンスになります。

f:id:tyoutyouuo:20180304134700j:plain

(壺屋の稲荷寿し弁当は豊橋駅構内で買える。520 円と安くて味も良い。2017年夏に頂きました。)

 

お弁当を食べていると発車しました。浜松までは約30分の乗車です。浜松で静岡行きに乗り換え。これに乗り通して静岡で熱海行きに乗り換えると3時間弱でほぼ静岡県を抜けられますがそんな辛いことはしません (笑)。今回は藤枝で途中下車して周辺を観光する計画です。ちなみに藤枝の1つ手前の六合駅には、1960年にクモヤ93形電車が狭軌最高速度時速 175 km を達成したということで、記念碑があることで有名です。ひっそりと立っています(写真を撮りそびれました…)。

 

藤枝観光

 

まずは荷物をコインロッカーに預けました。駅にコインロッカーがあることは事前に確認済みです。往路の弁天島駅でのミスは繰り返しません (笑)また、観光案内所で 500 円で自転車を借りられるということなので借りてみました。なんと電動アシスト自転車でした (自分の自転車よりええやつやん)。藤枝市観光案内所には今後とも頑張ってほしいものです。

さて、今回は最初に郷土資料館を見学して隣接する蓮花寺公園で富士山を撮影した後に、ななや藤枝店で (あの有名な) 「世界一濃い抹茶ジェラートをおやつに頂く計画です。

f:id:tyoutyouuo:20180304140650p:plain

(藤枝駅→郷土資料館・蓮花寺公園→ななや→藤枝駅。完璧な計画だ!)

 

早速郷土資料館を目指しましたが…、けっこうかかりました (20分ぐらい?)。蓮花寺公園に自転車を停めて中に入ろうとしたのですが…、休館日でした… (そこは調べてなかった…)。

f:id:tyoutyouuo:20180304135335j:plain

(蓮花寺公園は家族連れでにぎわっていました。)

 

f:id:tyoutyouuo:20180304135430j:plain

(郷土資料館は休館日でした、外には蒸気機関車が展示されていました。軽便鉄道なのでかわいげがあります。)

 

気を取り直して富士見スポットへ。富士見平くじ引き将軍で有名な室町幕府6代将軍足利義教富士山見物関東牽制のために訪れたそうです。ここで14:40。

f:id:tyoutyouuo:20180304135613j:plain

(足利義教も眺めたといわれる富士見平からの富士山、趣きがありますね)

時間が迫っていたので急いで「ななや」へ。自転車を飛ばして25分ぐらいだったかな?このお店は駅からもそれなりに離れていて、車で来たお客さんが大勢いました (自転車でくる雰囲気ではなかったな~)。疲れた体に抹茶がしみました。店内でジェラートを食べて藤枝駅に戻り、電車には無事に間に合いました。

 

f:id:tyoutyouuo:20180304135745j:plain

f:id:tyoutyouuo:20180304135805j:plain

(「ななや」の「世界一濃い抹茶ジェラート」。緑が濃い、味も濃い。)

 

f:id:tyoutyouuo:20180304135924j:plain

(この辺りには昔、老中 田沼意次が整備した「田沼街道」が通っていたそうです。田沼意次重商主義政策で有名ですが、相良藩主でもありました (相良藩は現 静岡県牧之原市周辺)。このあたりは平岩弓枝「魚の棲む城」に詳しいです。読むと田沼意次のことが好きになります。)

 

 15:43藤枝→19:12東京

 

15:43藤枝→16:01静岡

16:04静岡→17:27熱海

17:37熱海→19:12東京

 

藤枝駅で電車を待っていると、ホーム上にレンガ造りの何物かがありました。これは油庫で、明治22年東海道線が開通した当時からあるそうです。

f:id:tyoutyouuo:20180304140859j:plain

(レンガ造りの油庫。ちなみに、ホームには客車ホームから電車ホームにかさ上げした跡が見えます。東海道線各駅には歴史を感じさせるところが多くあります。)

 

電車は思いのほか満員で、静岡まで立っていました。静岡で座席を確保し、1時間半本を読んだりして過ごしました。時々車窓を見ると、先ほどの富士山を大きく見ることが出来ました。この日は天気がよく、富士山がよく見えました。

f:id:tyoutyouuo:20180304141037j:plain

(車内から富士山。残念ながら頂上には雲がかかっています。)

 

熱海からはもちろんグリーン車自由席を確保。この日は平日ダイヤだったので東京まで 980 円でした。ちなみに土休日は 780 円です (なんで今日は土休日ダイヤじゃないんだ…)。荷物が多い時は平屋席が便利ですが、グループっぽいお客さんが入っていったので、僕は1階席の一番後ろの席に行きました。1階席と2階席の一番後ろは座席の後ろに荷物を置けるので便利。荷物が多い時はおすすめです。東京までは年末にやり残した作業などをしながら過ごしました。

 

今回はこの辺で。3月も青春18きっぷが利用できます。皆さんも上手に使って低価格で充実した旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

tyoutyouuo.hatenablog.com

tyoutyouuo.hatenablog.com

tyoutyouuo.hatenablog.com